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防犯カメラの種類と選び方を形や性能、録画方法別に解説!重視すべき機能も

防犯カメラを自分で経営するお店や、自宅などに導入する際に意外と迷うのが「防犯カメラの種類」です。防犯カメラには形や性能、録画方法によってさまざまな種類があります。「設置場所」や「自分に合った録画方法」「性能」などを把握し、検討することでおのずと自分に合った防犯カメラの要件が見えてきます。
たとえばレジにカメラを設置するならば、手元までくっきり見えるズーム性能と画質が求められるでしょう。

目次

以下は弊社のネットワークカメラサービス「キヅクモ」の防犯カメラの映像例です。

小売店舗への防犯カメラ設置を検討している場合、こちらのページも是非参考にしてください。
この記事では、防犯カメラの種類と選び方をわかりやすく解説しています。

【設置場所で選ぶ】防犯カメラ・監視カメラにはどんな種類があるの?

各カメラの特徴は以下の通りです。

屋外用防犯カメラ(防雨型)

屋外用の防犯カメラは、基本的には「防雨型」に分類されます。雨天時でも機能を維持するための防水機能とともに、ほこりや砂などの侵入も防ぐ防塵機能を備えています。これにより、雨風の強い日や砂埃の多い場所でも、カメラの内部が汚れたり故障したりするのを防ぎます。防水・防塵機能のレベルはIP規格で表され、防犯カメラの場合、IP66以上がおすすめです。

屋外用防犯カメラ(防滴型)

屋外用の中でも「軒下」などに設置する場合、「防滴型」の防犯カメラが選ばれることもあります。防雨型ほどの保護等級はないものの、水しぶきに対する耐性があります。例えば玄関先など比較的水のかからない場所に適しています。

屋内用防犯カメラ

室内に設置する場合は「屋内用」防犯カメラが選ばれます。インテリアに溶け込むデザインや小型で目立たないモデルが一般的。人感センサーや赤外線機能を搭載しているものは暗い場所や不在時でも撮影できます。一軒家に設置する場合は、家族やペットの見守りなどに適しています。店舗に設置する場合はレジなどの監視にも適しています。

【録画方法で選ぶ】防犯カメラ・監視カメラにはどんな種類があるの?

防犯カメラは「録画方法」も重要です。近年、主にHDD、SDカード、クラウドの3つの録画方式が一般的です。HDDやSDカードは「ローカル録画型」に分類されます。そしてクラウド録画は「ネットワークカメラ(IPカメラ)」に分類されます。
「IPカメラとは何か」については、こちらの記事も参考にしてください。
参考記事:【2024年最新】監視カメラにIPカメラを使うメリットや仕組み、利用シーンの例

この3種類の録画方法を見ていきましょう。

HDD

HDDを使用する防犯カメラは「ローカル録画型」に分類されます。映像データを機器に直接保存することが可能で、ネット環境の有無を問わずに導入できます。たとえば「回線がつながりにくいエリアがある広大なスペース」に設置する場合に、SDカードと並んで録画手段として採用されます。広大なスペースの例には、イベント会場や大規模商業施設、工事現場などが挙げられます。
なおHDDは録画データの書き込みを繰り返し続けることで、劣化し、最終的に故障してしまうリスクがある点に注意しましょう。

microSD/SDカード

microSD/SDカードを使用する防犯カメラは、HDDと同じく「ローカル録画型」です。HDDと比べ、microSD/SDカードは小型かつ価格が安い点で人気があります。またある程度発熱にも強いため、屋外にローカル録画型の防犯カメラを設置する場合に、HDDより優先してmicroSD/SDカードが選ばれることもあります。ただしmicroSD/SDカードは静電気に弱く、静電気が発生しやすい冬場などには予期しないデータ欠損が起きてしまう場合がある点に注意しましょう。

クラウド録画

「クラウド録画」型の防犯カメラは、インターネット上のクラウドサーバーに映像を保存するタイプの防犯カメラ。SDカードやHDDに比べ、記録媒体の容量に物理的な制限が生まれづらい点が大きなメリットです。加えて、録画データに遠隔地からでもアクセスが可能になります。そのため、複数拠点の遠隔監視にも適しています。たとえば飲食店を複数経営している場合などには、ローカル録画型の防犯カメラよりも「複数拠点管理」の面で便利なことが多いです。

なお、クラウド録画ができる防犯カメラについては以下の記事で解説しています。


参考記事:クラウド録画ができる防犯カメラってなに?クラウド防犯カメラのメリット・デメリットと選び方を解説!

【形で選ぶ】防犯カメラ・監視カメラにはどんな種類があるの?

防犯カメラの形状には、バレット型、ドーム型、ボックス型などがあり、それぞれ設置場所や目的に応じた特徴があります。たとえば「犯罪の抑止」に期待して、威圧感があるデザインのものを積極的に選びたい場合はバレット型(ガン型)を選ぶのがおすすめです。

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一方で、オフィスへの設置など「監視はしたいけれど、社員や来賓などに威圧感を与えたくない」場合はドーム型が適しています。威圧感が無いため、良い意味で「環境に溶け込むような防犯カメラ」として使えます。1つ1つ、見ていきましょう。

ドーム型防犯カメラ

ドーム型防犯カメラは、その名の通り半球形のカバーが特徴。屋内や半屋内でよく使用されます。どの方向を撮影しているかわかりにくく、デザインが目立たないため景観を損ねません。監視カメラを目立たせたくない場所に適しているため、たとえばオフィスや小売店、美容室やサロンなどへの設置に向いています。なお、ドーム型防犯カメラについて詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

参考記事:ドーム型防犯カメラの録画映像が気になる!?死角の有無や設置場所の決め方を解説!

バレット型、ボックス型

バレット型やボックス型の防犯カメラは、いわゆる「防犯カメラ」っぽい防犯カメラ。

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その形状から撮影される側に「監視されている」という威圧感を与えやすく、犯罪抑止に効果的。不特定多数を対象とした屋外での使用に適しているため、一例ですが、イベント会場のセキュリティ強化などの目的にも適しているでしょう。屋外に設置されるケースがよくあるため、ドーム型の防犯カメラよりも防塵・防水機能で優れている製品も多い傾向にあります。

【ズーム性能で選ぶ】防犯カメラ・監視カメラにはどんな種類があるの?

ズーム性能に着目した場合、防犯カメラは「デジタルズーム」「光学ズーム」の2種類のズームが主流です。

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簡単に違いを説明すると、光学ズームはレンズの焦点位置を変えて撮影するため、被写体を綺麗に映すことが可能。一方デジタルズームは画像の一部を拡大するため、細かく見ようとするとぼやけてしまいます。より詳しく見ていきましょう。

デジタルズーム

デジタルズームとは、一言で言えば「撮影した画像の一部を切り取って拡大する」ことでズームする形式です。つまり「画像を引き伸ばしている」形に近いため、ズームした映像の画質が悪くなりやすい点がデメリット。映像内に映っている人物の顔や文字がぼやけてしまうケースもあります。
ただ、近年はフルHD画質の防犯カメラも登場しており「引き伸ばした画像」でも、十分に文字や顔を読み取れることもあります。冒頭でもご紹介した以下の映像は、弊社ネットワークカメラサービス「キヅクモ」の防犯カメラのもの。フルHDかつデジタルズームの映像例のため、ぜひ参考にしてください。

デジタルズームの場合、光学ズームのカメラよりもコストパフォーマンス面で優れるケースが多いです。死角を無くすように店内に複数台設置したい場合などに適します。詳細はこちらの記事でも解説しています。

参考記事:光学ズームとデジタルズームの違いと各ズーム機能が役立つ監視・防犯における場面

光学ズーム

光学ズームは、レンズの焦点位置を変えることで対象を拡大するため画質の劣化が少なく、遠くの対象も鮮明に捉えることができます。しかし一般的にデジタルズームのカメラよりも、光学ズームに対応した防犯カメラの方が高額です。導入コストがかさみやすいため、デジタルズームとの使い分けなども重要です。どうしても鮮明に映したい箇所は光学ズーム、それ以外はデジタルズームといった用途の分け方が考えられます。

【配線で選ぶ】防犯カメラ・監視カメラにはどんな種類があるの?

配線方式によっても防犯カメラの選択肢が変わります。同軸ケーブル、IPネットワーク、無線など、設置環境や管理のしやすさを考慮して選ぶことが重要です。

同軸

同軸ケーブルは、他の電波やノイズの影響を受けにくく、安定した映像を送ることができます。同軸ケーブルを使った防犯カメラは、長距離の伝送に適していますが、配線が複雑になる可能性があります。工場やオフィスビル、大型施設など広い場所に設置するのに適しています。

IPネットワーク

IPネットワークを利用する防犯カメラは、有線LANや無線LANを介した通信機能を持ちます。防犯カメラの映像をクラウドサーバーに保管したり、遠隔地からスマホやパソコンで映像を確認することが可能です。

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配線の面で見ると、必要なケーブル数が少ない点が大きなメリットです。設置や導入が簡単です。

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なお、IPカメラの配線については以下の記事でも詳しく解説しています。

参考記事:【2024年最新】監視カメラにIPカメラを使うメリットや仕組み、利用シーンの例

その他の防犯カメラ・監視カメラ選びで重視すべき機能

設置場所や録画の方式などに着目して、防犯カメラの種類について解説してきました。ここまでに触れたポイント以外にも、防犯カメラを選ぶ際には、動体検知、顔認証、夜間撮影などの機能も重要なポイントです。それぞれ見ていきましょう。

動体検知

動体検知機能を持つ防犯カメラは人や動物などの動きを感知して、録画や通知を行います。たとえば実店舗の深夜帯に不審者が侵入した疑いがある場合、侵入を検知してオーナーのスマートフォンに通知。オーナーが即座に店舗に駆けつけて、窃盗被害の有無などをチェックするといったことも可能です。

顔認証

顔認証機能を持つ防犯カメラは、撮影した人物の顔をデータベースと照合して、人物を判別します。不審者やブラックリストの人物を識別して通知したり、入退室の管理や勤怠の記録等が可能です。ただ、マスクの着用などで認証精度が低下することや、プライバシーの侵害になる可能性もあります。高度なセキュリティ管理が求められる場所に適しています。

夜間撮影

夜間撮影に対応した防犯カメラは、低照度でも鮮明な映像を撮影でき、不審者の特定や事件の解明に役立ちます。特に赤外線LEDを搭載したモデルは、完全な暗闇でも撮影が可能です。

防犯カメラ・監視カメラを選ぶ時に検討すべきこと

防犯カメラを選ぶ際には、設置台数や撮影範囲、電源や配線の必要性など、様々な検討事項があります。これらについて紹介します。

設置台数

防犯カメラを「一台だけ置く予定なのか、複数台置く予定なのか」など台数を検討しましょう。たとえば小売店の場合、「店内全体を見渡すカメラ」と「レジ上のカメラ」の少なくとも2台は設置を検討することが多いでしょう。複数台設置する場合、その全てのカメラを購入すると導入段階での費用がかさむため、場合によってはレンタルやリースも視野に入るかもしれません。

・何台置くのか
・台数に応じて導入コストが上がった場合、キャッシュフロー面での負担にはならないか

などを検討しましょう。

撮影範囲

撮影範囲は、カメラの画角によって異なります。画角が大きいカメラは撮影範囲が広くなりますが、逆に画角が小さいカメラは撮影範囲も狭くなります。

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さらに、カメラと対象物の距離も大切。近すぎると撮影可能範囲が狭くなり、遠すぎると広い範囲を映せる分、細部を確認することが困難になる場合もあります。たとえば設置台数が一台の場合は、可能な限り撮影範囲が広いカメラを選ぶべきでしょう。

【店舗などに設置する場合】カメラのデザイン

店舗などに設置する場合は、カメラのデザインも重要な要素です。

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目立たないスタイリッシュなドーム型のモデルを選ぶことで、店舗の雰囲気を損なわずに監視を行うことができます。ちなみにドーム型カメラの最適な設置場所は、天井や壁など。カメラ自体が目立ちにくいので、飲食店などに設置してもお客様に不快感を与えづらいです。

電源は必要かどうか

防犯カメラには、電源コードが不要な電池式やソーラー式のタイプもあります。電池式やソーラー式はコンセントがなくても防犯カメラを設置できるため、電源確保が難しい工事現場などへの設置に適します。屋外に設置するカメラについては「電池式」「ソーラー式」も検討すると良いでしょう。

【業種別】結局、防犯カメラはどの種類のものを選べばいいの?

ここまで様々なタイプの防犯カメラを紹介してきましたが、項目数が多いため「結局どの種類を選べばいいのか」わかりづらいと感じた方もいるかもしれません。

最後に、業種別に「防犯カメラはどの種類のものを選べばいいのか」の一般的な目安を解説します。なお実際の防犯カメラ導入では、設置場所や店舗の規模、営業時間や「犯罪の抑止効果も重視するか、あくまで監視やモニタリング目的なのか」などでも選ぶべきカメラも違うためご注意ください。導入にあたって、より具体的に検討したい場合は弊社のネットワークカメラサービス「キヅクモ」でも相談を承っております。お気軽にご相談ください。

駐車場への設置の場合

駐車場への設置の場合、防犯カメラは車上荒らしなどに対する「犯罪の抑止効果」がまず期待されます。そのためバレット型(ガン型)の防犯カメラを選ぶケースが多いです。また犯罪が起きてしまった場合は、撮影した映像が証拠映像にもなります。すると駐車場は24時間営業のケースも多いため、夜間撮影にも対応している必要があります。また、画角の広いカメラで死角をなくすことも大切です。

詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

参考記事:企業・オーナー向け!駐車場の安全を守る効果的な防犯カメラ選定と活用方法

小売店への設置の場合

小売店の店内への設置の場合、主な設置場所は売り場、レジ上、倉庫(バックヤード)の3箇所になるでしょう。

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売り場は万引きなどを防止するため、広角のドームカメラがおすすめ。一方、盗難やクレーム対策のため、レジ上には光学ズームなどの高精細カメラがいいでしょう。倉庫は暗所対応のカメラがおすすめです。

病院・クリニックへの設置の場合

病院やクリニックの監視カメラは、トラブル防止に加え、徘徊・無断離院などが起こった際に役立ちます。不審者などの侵入を防ぐため、出入り口にはバレット型(ガン型)を設置しつつ、院内では患者さんのプライバシーを守りつつ、安全を確保するために、目立たないデザインのカメラがよいでしょう。
なお病院やクリニックの監視では、映像内にセンシティブな内容が映り込む可能性もあります。そのため防犯カメラ設置への患者さん側の理解も重要です。防犯カメラを設置していることは張り紙などを通じ、患者さんにも周知しましょう。
病院へのカメラ設置は以下の記事で詳しく解説しています。

参考記事:病院・クリニック向け!効果的な防犯カメラの選択と設置方法を紹介!

まとめ

今回は防犯カメラの選び方を形状、性能、録画方法、設置場所など様々な観点から詳しく解説しました。それぞれの目的に応じた最適な防犯カメラを選びましょう。

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キヅクモブログ部
本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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