企業・オーナー向け!駐車場の安全を守る効果的な防犯カメラ選定と活用方法
駐車場の安全管理は企業の重要な責任です。効果的な防犯カメラの選定と設置が、その鍵となります。この記事では、犯罪抑止から社員の安全確保まで、企業にとって最適な防犯システムの構築方法を分かりやすく解説します。
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駐車場に防犯カメラを設置することで気づけるトラブル5選
駐車場では、車上荒らしや違法駐車などのトラブルが発生してしまうことがあります。
たとえば警察庁刑事局発表の「令和3年1~12月犯罪統計【確定値】」によると、2021年に発生した、車両部品や車内の物品を盗む「車上荒らし」の件数は3万6,329件とも言われています。
これらの問題を未然に防ぐことと、発生後の事実確認などで駐車場所有者は事前の対策が求められます。駐車場に防犯カメラを設置することで、どのようなトラブルの早期発見に近づけるのでしょうか。また、設置の際にはどのようなポイントを抑えて防犯カメラを選べば良いのかを理解しましょう。
車上荒らし
車上荒らしとは、不審者が車内に侵入し、貴重品などを盗む行為のことです。この犯罪は、監視が行き届いていない場所や街灯などがなく暗い環境が原因で起こりがちです。防犯カメラの設置は、犯罪の抑止と犯人特定のための証拠収集に非常に有効です。駐車場を管理する際は、防犯カメラを設置し、車上荒らしの抑止と犯罪対策に努めましょう。
違法駐車/長時間駐車
違法駐車や長時間駐車は、駐車場の管理者にとって大きな問題です。これらの行為は、他の利用者への迷惑や事業の収益に悪影響を及ぼします。違法駐車を防ぎたい場合、動体検知機能と通知機能のある防犯カメラを設置しておけば、車が特定のラインを超えた場合や、特定のエリアに侵入した場合などに、お手元のスマートフォンやPCに通知してくれます。そのときの駐車場の状況を確認することができるので、怪しい車や人物にいち早く気づくことができるのです。ただし、動体検知方法はサービスによって変わるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
物損事故
駐車場での物損事故は、車両同士の衝突や当て逃げなどが原因で発生します。これらの事故は、ドライバーの注意不足や駐車場の不適切な設計が原因で起こります。防犯カメラは、事故発生時の状況を明確に捉えることで、事故の原因追及や加害者の特定に役立ちます。たとえば、ショッピングモールなどの数多くの車がいる駐車場で発生した当て逃げ事故などでは、防犯カメラを設置しておくことで保険会社や警察に録画映像を提出できるので、解析の重要な証拠となります。他にも車の塗装面に10円玉を使用して傷をつける行為を指す10円パンチなどもあります。事故防止と迅速な対応のためにも、防犯カメラを設置しましょう。
ゴミの不法投棄
駐車場でのゴミの不法投棄は、衛生面や景観の悪化を引き起こします。特に夜間や人目につきにくい場所では、このような行為が発生しやすいです。しかし防犯カメラがあれば、不法投棄の抑止力となり、犯罪の証拠の記録となる役割を果たします。駐車場の環境を保護し、不法行為を防止するためにも、防犯カメラの設置が効果的です。
精算機の不正解除、不正出庫
駐車場の精算機の不正解除や不正出庫は、セキュリティ対策の不備を突いた犯罪者によって実行されることが多いです。防犯カメラの設置は、精算機周辺の監視を強化し、不正行為の抑止と証拠収集の両方に効果的です。
駐車場に設置する防犯カメラの選び方
駐車場に防犯カメラを設置することは、安心安全な環境を作るうえでとても重要です。適切なカメラを選ぶことで、トラブルの発生を未然に防ぎ、駐車場の利用者や管理者の安全を守ることができます。この章では、防犯カメラの選び方について解説します。高画質、夜間撮影機能、耐候性など、駐車場に防犯カメラを設置するうえで必要となる機能をご紹介します。
高画質(夜間撮影・逆光に対応)
防犯カメラを選ぶ際は、高画質で夜間撮影に優れたモデルを選ぶことが重要です。特に、車のナンバープレートなど細かい映像を捉えるためには、高解像度の映像が必要です。また、逆光にならないようにする機能を備えたカメラは、日中の強い光の下でもはっきりと映像を撮影することができます。夜間や逆光の状態でも監視できるカメラを選び、駐車場の安全を守りましょう。
画角の広さ
画角が広い防犯カメラを選ぶことで、駐車場の広範囲をカバーし、死角を減らすことができます。特に駐車場などの広いエリアでは、カメラ一台で多くのスペースを監視することが求められます。画角の広いカメラをできるだけ死角ができにくい場所に設置することで、駐車場全体の安全性を向上させることが可能です。監視したいエリアの広さに応じて、適切な画角のカメラを選択しましょう。
防水・防塵
屋外駐車場に設置する防犯カメラは、雨や風に対する耐久性が必要です。特に、直接雨が当たると水滴で見えにくくなったり、故障しやすくなるため、IP66やIP67という防塵防水規格のカメラや、外部カバーなどを使い防犯カメラを保護するハウジングなどで対策することが重要です。ハウジングはカメラを保護するだけでなく、雨や直射日光から物理的にカメラを守り、映像の品質を維持する役割もあります。たとえば、屋外用のカメラにハウジングを装着することで、悪天候でも安定した監視を続けることができます。このような対策により、雨や風に強く、長期間にわたって屋外で使用できる防犯カメラを選ぶことが重要です。
設置方法
防犯カメラは自分で設置することも可能ですが、特に屋外駐車場や立体駐車場のような環境では、専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者はカメラの最適な位置や角度、ポールの設置、清算機や発券機への取り付けなど、専門的な知識と技術を駆使して設置をおこないます。適切な設置方法を選び、カメラの監視効果を最大化しましょう。
動体検知機能・通知機能
防犯カメラの動体検知機能と通知機能を組み合わせることで、駐車場の安全性が大幅に向上します。動体検知機能は、人や物などの動きを検知し、通知機能を通じて管理者や警備員にリアルタイムで状況を知らせることができます。たとえば、夜間に不審者が駐車場に侵入した場合、即座にスマートフォンに通知が届き、素早い対応が可能になります。このような便利な機能を備えたカメラは、駐車場での安全を確保する上で非常に有効です。駐車場の管理者は、このような機能を備えたカメラを設置し、駐車場の安全を高めることをおすすめします。
駐車場の安全を守る防犯カメラのおすすめ機種はどれ?【防犯設備士監修】
駐車場に防犯カメラを設置することで、事件や事故、駐車場の治安を守る役割があることが分かりました。
しかし、実際にどのような防犯カメラが適しているのか、どのような機能が使えて、費用はどのくらいかかるのか分からない方も多いと思います。そのような方のために、キヅクモカメラで提供している、駐車場設置におすすめの防犯カメラを紹介します。
ADC-V724
まず1つ目は「ADC-V724」です。
ADC-V724は、屋外用カメラで、Wi-Fi環境がある場所でご利用いただけます。
双方向オーディオ機能を搭載しており、管理者のスマホやPCから、カメラを通して通話ができるので、駐車場でのトラブルがあった際の即時対応や、不審者へ警告をすることができます。
また、防水・防塵機能や、夜間撮影も可能なIRナイトビジョンに対応しているので、雨が降っていっていても、人の目が届きにくい夜間でも撮影が可能です。
費用は52,580円(税込)です。
※録画用SDカードやその他周辺機器は別途費用がかかります。
ADC-VC727P
2つ目は「ADC-VC727P」です。
ADC-VC727Pは屋外専用ではないですが、屋外に適したカメラです。
PoE給電に対応しているので、Wi-Fi環境や電源が近くに無い場所でも、PoEハブを経由して電力とインターネットの供給が可能です。
ADC-V724同様、双方向オーディオ、防水・防塵、IRナイトビジョンに対応しているほか、Perimeter Guard ™という警告音や赤いLEDライトの点滅が備わっているので、防犯目的に適しています。
費用は63,800円(税込)です。
※録画用SDカードやその他周辺機器は別途費用がかかります。
駐車場の安全を守る防犯カメラの導入の流れ
防犯カメラ設置にあたって、一般的には図のように、カメラのサービス提供元へのお問い合わせ、見積もりを依頼し、申込後に設置するという流れになります。
設置をDIYする場合と、工事を業者に依頼する場合で設置までの所要日程が異なります。詳しい利用開始までの目安は、サービス提供元にお問い合わせください。
駐車場に防犯カメラを設置するときの注意点
駐車場に防犯カメラを設置する際には、いくつかの重要な注意点があります。この章では、防犯カメラの設置の際に重要な、設置方法や適切なカメラの配置、防水性能など、安全な駐車場環境を整備するために必要な情報を網羅的に紹介します。この章を通じて、効果的な防犯カメラの設置方法を学び、駐車場の安全対策を強化しましょう。
自分で設置するか業者に依頼するか
自分で設置する場合
防犯カメラを自分で設置する最大のメリットはコストの節約ですが、その代わりに専門的な知識が必要となります。適切な設置場所の選定、カメラの角度の調整、配線の取り回しなど、正確な設置には細かな注意が必要です。たとえば、屋外駐車場に防犯カメラを設置する場合、カメラが直射日光や雨風にさらされないようにすることや、監視範囲を最大限に活用するための角度調整などが重要です。自分で防犯カメラを設置する際は、これらの点を念頭に置き、慎重に進めましょう。
業者に設置を依頼する場合
一方、専門業者に防犯カメラの設置を依頼する場合、専門知識と経験は必要ありません。専門業者はその立地環境などに最適なカメラの選定から設置、業者によってはメンテナンスやトラブル発生時の対応もおこなってくれます。専門業者に依頼する際は、実績や評判、サービス内容などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
おすすめの設置場所
駐車場に防犯カメラを設置する際の最適な場所は、カメラが広範囲をカバーできる場所です。たとえば、駐車場の入口や出口、角の高い位置などは、車両の出入りや全体の動きを捉えやすく、効果的です。また、精算機や死角になりやすい位置などの監視を強化したければ、その周辺にカメラを設置することも重要です。たとえば、屋外駐車場の隅や、照明が少ないエリアでは、犯罪が発生しやすいため、防犯カメラを設置することが推奨されます。カメラの設置場所を決定する際は、駐車場のレイアウトを分析し、最も効果的な監視が可能な位置を選びましょう。
トラブル時の緊急連絡先を確認しておく
防犯カメラの設置後は、万が一のトラブルに備えて緊急連絡先を事前に確認しておくことが重要です。たとえば、防犯カメラが故障した場合や監視映像に異常が見られた場合の対応策をあらかじめ計画しておくことをおすすめします。このためには、カメラの設置業者やメーカーのサポート、必要に応じて警察や保険会社の連絡先を控えておくことが推奨されます。トラブル発生時には、これらの連絡先を利用し、問題を速やかに解決しましょう。
まとめ
駐車場で発生する車上荒らし、違法駐車、長時間駐車、物損事故、ゴミの不法投棄、精算機の不正操作などは、防犯カメラの設置によって対策しましょう。防犯カメラは犯罪の抑止力となり、万が一の際には犯人特定や事故解析の重要な証拠として役立ちます。適切な設置場所の選定や、専門業者による設置は、駐車場の安全性を高める上で重要です。また、監視カメラのトラブル時には事前に設定された緊急連絡先を通じて迅速な対応が可能になります。高画質、夜間撮影、広い画角、耐候性を備えたカメラを選ぶことで、駐車場の安全を確保しましょう。
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