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【2024年最新】監視カメラにIPカメラを使うメリットや仕組み、利用シーンの例

インターネットに接続して映像を送受信できるIPカメラ。高画質、リモートアクセスや遠隔制御などの特徴があるため、IPカメラは実店舗などにおいて「監視カメラ」として重用されます。この記事では、IPカメラの仕組みやメリットを詳しく解説し、監視カメラとしてIPカメラを利用するシーンの例も紹介します。
たとえば店舗でIPカメラを利用すると、人の入店を検知してスマホなどに通知したり、人が入店した場面をクリップして後から見直すことなどができます。

目次

IPカメラとは

IPカメラとは、有線LANや無線LANを介した通信機能を持つカメラの総称です。カメラ単体でネットワークに接続でき、カメラそれぞれにIPアドレスが割り振られていることが「WEBカメラ」と比較した際の大きな特長の1つです。

002.png配線や電源の確保が簡単なうえ、WEBカメラに比べて高画質。防犯や監視に最適なカメラといえます。

IPカメラとWEBカメラの違い

IPカメラと混同されやすいのが、WEBカメラです。
WEBカメラは、パソコンやスマートフォンなどに内蔵されたカメラや、USBでパソコンに接続するタイプのカメラを指します。IPカメラと違い、カメラ単体でインターネットに接続できないため、パソコンなどの本体が起動していないと撮影や給電ができません。IPカメラは省スペースで長時間稼働しやすいため防犯カメラなどに適し、WEBカメラはオンラインMTGなどのコミュニケーションやライブ配信といった用途に適しています。

IPカメラの利用シーンの例

たとえば店舗では、IPカメラを入口やレジ、商品棚などに設置することで、不審者の侵入や万引き、スタッフの態度などを監視できます。

image5.png映像をクラウドなどに保存しておけば、事故やトラブルの発生時に証拠として活用できます。また、来店者数や購買行動、動線などを分析し、マーケティングやサービスの改善に役立てることもできるでしょう。

同様に工事現場もIPカメラがよく使われる場所のひとつです。盗難や不法侵入などの危険にさらされやすい工事現場にIPカメラを設置することで、犯罪防止につながります。なお、工事現場でのIPカメラの活用については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

参考記事:工事現場・建設現場に監視カメラを設置するメリットや主な用途とカメラの選び方

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IPカメラの特徴、仕組み

IPカメラの特徴や仕組みを、以下の5つの観点からご紹介します。

004.png

リモートアクセスと遠隔制御

IPカメラは、ネットワークに接続されている限り、パソコンやスマートフォンなどからリモートでアクセスできます。現場に行かなくても映像の確認や、カメラの設定変更ができるため、業務効率化につながるでしょう。

AIを活用した動体検知機能

AIを活用した動体検知機能を備えているIPカメラもあります。
動体検知機能とは、カメラが映す範囲内で動くものを自動的に検知して、アラートを発信したり、録画を開始する機能です。人や車などの特定の対象を識別することも可能なため、監視の効率や精度を高めることができます。

配線の簡略化

IPカメラを使用すると、配線の簡略化が可能です。

image6.pngまた、Wi-Fi対応のIPカメラならLANケーブルも不要となります。そのためバッテリータイプ、ないしはソーラー発電による給電であれば完全ワイヤレスにすることも可能です。これにより、工事の手間やコストを削減できます。

電力の供給

IPカメラに電力を供給する方法は3つあります。
まず、ACアダプターを使用する方法です。コンセントから電力を得るため安定した電力が確保できますが、コンセントがない場所では工事が必要になることがあります。
次に、カメラ本体に内蔵されたバッテリーや太陽電池などから電力を得る方法。配線が不要ですが、電力の消耗や切れに注意が必要です。
最後に、PoE(パワー・オーバー・イーサネット)という方法です。LANケーブルを通して電力を得る方法で、通信と給電が同時に行えるため配線が簡略化できます。

映像の録画

IPカメラの映像を録画するには、以下の4つの方法があります。
・クラウド録画
・NAS
・NVR
・SDカード
クラウド録画は、インターネット上のサーバに映像を保存する方法。クラウドにアクセスできればどこからでも映像データにアクセスできる利便性がある反面、そのサーバの容量やサーバ費用には注意が必要です。

NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)は、ネットワークに接続された外付けハードディスクに映像を保存する方法です。容量に余裕がありますが、ネットワークの安定性やセキュリティに注意が必要です。

NVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)は、LANケーブルを経由してネットワークカメラの映像を録画する機器。一般的な録画方法で、画質の劣化が少ないですが、機器の設置場所の確保が必要です。

SDカードは、カメラ本体に挿入する小型の記録媒体です。安価で持ち運びやすいですが、静電気や衝撃に弱く、カードによって保存できる容量が異なります。

IPカメラとアナログカメラの違い

IPカメラとアナログカメラの違いは、映像の伝送方法と品質です。

006.pngIPカメラは、LANケーブルやWi-Fiでネットワークに接続し、デジタルデータで映像を送受信できます。高画質の映像を遠隔地から確認できるといったメリットがありますが、初期費用が高く、ネットワークやセキュリティの品質により通信に影響が出る可能性があります。

一方、アナログカメラは、同軸ケーブルで録画機に接続し、アナログ信号で映像を送信します。そのため、ネットワークの不安定さや攻撃によって映像が途切れるリスクがなく、比較的安価といったメリットがありますが「映像が劣化しやすい」「配線が複雑になる」というデメリットもあります。

監視カメラにIPカメラを使うメリットとは

監視カメラにIPカメラを使うメリットは、以下の3つです。

【1】配線が簡略化するため工事が比較的簡単

IPカメラはLANケーブル一本で映像の配信や電源供給、カメラのコントロールができるため、多くの場合、アナログカメラに比べて配線がシンプルで設置場所を選びません。たとえばWi-Fi接続ができるタイプのもので、バッテリータイプであれば配線自体が不要になる場合があります。工事の手間やコストを削減できます。

【2】複数の場所のカメラを一括管理できる

IPカメラはインターネット環境があれば、パソコンやスマートフォンなどでリアルタイムに映像を確認できます。カメラの台数が増えても、一つの端末で一元管理することができます。

【3】本部から複数拠点を監視可能

IPカメラは、インターネットを通じてどこからでも映像を確認できます。また、カメラの角度やズームなどの遠隔制御も可能。本部から複数の拠点をリアルタイムで監視することができます。

監視カメラにIPカメラを使うデメリットは?

IPカメラはインターネットに依存するため、ネットワークの不安定さや攻撃によって映像が途切れたり、不正にアクセスされるといったリスクがあります。また、カメラの設置にはLANケーブルの配線が必要な場合があり、壁に穴を開けるなどの工事が発生する可能性があります。
さらに、カメラの故障が起きたときに、原因を特定しにくいこともあります。また録画データがネットワーク経由で傍受される恐れもあり、注意が必要です。

なお、リスクについて詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
参考記事:ネットワークカメラを利用する時の5つのリスクと効果的な対策方法

IPカメラの利用にあたって準備するもの

IPカメラの利用にあたって準備するものは、以下の4つです。

本体

IPカメラには、さまざまな種類や機能があります。例えば、屋内用や屋外用、有線や無線、赤外線や暗視、防水や防塵などです。用途や環境に合わせて準備しましょう。

パソコンやスマートフォン

IPカメラの映像を見るためには、パソコンやスマートフォンなどの端末が必要です。
IPカメラの本体には、専用のアプリやブラウザなどでアクセスできるURLが設定されており、このURLを入力して映像を確認します。

録画映像の保存場所

IPカメラで撮影した映像の保存場所としては、クラウドサービスやNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)、NVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダー)やカメラ内部のメモリーカードなどがあります。
容量やコスト、セキュリティなどを考慮して選びましょう。

VMS(映像管理システム)

VMS(Video Management System:ビデオ・マネジメント・システム)は、防犯カメラや監視カメラで撮影した映像を録画、管理、閲覧するためのソフトウェアです。
複数のカメラやシステムを一元管理でき、監視範囲や機能を柔軟に拡張したり、他のシステムとの連携も可能。AIを活用した動体検知や人数カウントなどの機能を備えているため、防犯や安全対策に役立ちます。
映像はスマートフォンなどのモバイル端末で確認できるので、遠隔地からでも監視できます。

まとめ

この記事では、監視カメラにIPカメラを使うメリットや一般的な仕組み、利用シーンの例を紹介しました。
IPカメラは、高画質や高機能、リモートアクセスや遠隔制御などの特徴を持ち、監視の効率や精度を高めることができます。
しかし、ネットワークの安定性、セキュリティなどの注意点もあります。用途や環境に合わせて最適なIPカメラを選びましょう。
なお導入に当たっては初期費用が課題となることもあるでしょう。
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キヅクモブログ部
本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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