ネットワークカメラの映像をパソコンで見る方法は?メリットや活用事例を解説!
ネットワークカメラで録画した映像はパソコンやスマホなどのデバイスからいつでも遠隔で確認することができます。設定することで複数の映像を一括で管理したり、緊急時や外出先からもリアルタイムで確認することができ、業務効率化に繋がります。
本記事では、パソコンから映像を見る方法や、メリット・デメリット、活用事例を解説します。映像を遠隔で確認、管理したい方は是非ご覧ください。
ネットワークカメラの映像をパソコンで見る方法
この章では、設置したネットワークカメラの映像をパソコンから見る方法を3つ紹介します。
ソフトウェアをインストールする
パソコンに専用のソフトウェアをインストールして映像を見る方法です。手順は以下の通りです。
1.ソフトウェアをインストールする
2.ソフトウェアを起動し、ネットワークカメラのIPアドレスを入力する
3.カメラのユーザー名とパスワードを入力しログインする
最近ではソフトウェアをインストールすることなく映像を確認できることが多いので、次に紹介します。
Webのブラウザを利用する
ブラウザで見る場合はインストールなどの複雑な設定がないため、設定方法が不安な方にもおすすめです。手順は以下の通りです。
1.パソコンのWebブラウザを開く
2.アドレスバーにネットワークカメラのIPアドレスを入力する
3.カメラのユーザー名とパスワードを入力しログインする
ブラウザから確認する場合はクラウドサービスを利用するとセキュリティ面も安全です。
クラウドサービスのアカウントに登録し、ブラウザ上でログインするだけなので設定も簡単です。
ネットワークカメラとパソコンを直接つなぐ
ネットワークカメラとパソコンを有線もしくはWi-Fiで接続して映像を見る方法です。手順は以下の通りです。
1.ネットワークカメラとパソコンをLANケーブルやWi-Fiで接続する
2.パソコンとネットワークカメラを同一通信環境化にする
設定は簡単で、有線の長さ次第ではネットワークカメラをWebに繋げることなく離れた場所からも映像の確認が可能です。
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ネットワークカメラの映像をパソコンで見るメリット
ネットワークカメラの映像をパソコンから見ることで、早期のトラブル回避や問題解決につながります。また、従業員や店舗の管理もしやすくなるなど管理面においても様々なメリットがあるので、この章で解説していきます。
見たい時にすぐに確認できる
トラブルが発生した際や災害時など、すぐに映像の確認が必要な場合、パソコンから見れるよう設定しておけば、現場に駆けつけることなくリアルタイムで映像の確認ができ、早期の問題解決につながります。
スマホやタブレットでも映像を見ることができるので、出先などでパソコンを所持していない時でも対応できるように設定しておくことがおすすめです。
録画映像も遠隔から確認できる
ネットワークカメラの録画映像は保存期限がありますが、パソコンにダウンロードすることで録画データは永久的に保存され、必要なときにいつでも見返すことや、遠隔から保存した映像を確認することができます。
一般的なカメラは、常時録画したものを保存し、確認したい箇所を日付指定などで早送り再生し確認する必要がありますが、キヅクモカメラなら設定したルール条件によって特定の場面を切り取って保存することができるので、確認作業の手間や時間を大幅に削減できます。
複数の拠点を一括で管理できる
複数の拠点を抱えている店舗や企業は、パソコンからカメラの映像を確認できるので、複数拠点の来客状況の把握やスタッフへの適切な指示・サポートがおこなえます。
巡回を頻繁におこなえない大規模施設や遠隔地でもカメラを複数設置することで見落としも防げます。
また、スマホやパソコンから映像を確認する場合は、モニターの設置が不要なので、設置場所の確保が必要なく、コストカットにもつながります。
ネットワークカメラの映像をパソコンで見るデメリット
インターネット環境により映像が見れなくなることがある
ネットワークカメラやパソコンは基本的にインターネット回線を利用するため、ネット環境が不安定だと映像が見れなくなり、トラブル時と重なってしまうと原因追及が困難になってしまう場合があります。
ですが、キヅクモカメラはクラウド保存とローカル保存のハイブリットなので、ネット回線が不安定でも、録画データを後から見返すことができます。
導入費用がかかる
ネットワークカメラの映像を見るためには、パソコンやインターネット回線、ソフトウェアの導入費用が発生します。
しかし、遠隔から映像を見れる設定をおこなうことで、人件費や交通費の削減にもつながります。
関連記事:【2025年最新】監視カメラにIPカメラを使うメリットや仕組み、利用シーンの例
ネットワークカメラの映像をパソコンで見る導入事例
この章では、実際にネットワークカメラの映像をパソコンで確認されている企業や店舗の導入事例を紹介します。
無人店舗
無人店舗にネットワークカメラを設置することで、店舗へ訪れることなく、在庫の確認や来客状況をパソコンから確認することができます。
通知設定をしておくことで、トラブルが発生した場合でもすぐに状況を把握し、即時対応することができます。
導入事例:セカイエ株式会社様

業種 | サービス |
従業員数 | 100~200名未満 |
URL | https://thewash.i-laundry.jp/ |
導入目的 | 機器の不具合を遠隔で状況管理 店舗における盗難、忘れ物を確認 機器破損や夜間時の迷惑行為防止 |
課題 | 防犯対策 現場の状況把握 トラブル対策 |
導入の決め手
- キヅクモカメラの解像度が他社製品よりも優れているから
- サポート面で何かあったときに連絡が取りやすいという安心感があるから
導入結果
- 解像度が高いことで状況把握がより容易になった
- 忘れ物に気付けるなどお客様対応に役立っている
- お客様の行動を把握できたことにより、問題行動の改善につながった
携帯ショップ
複数の店舗へネットワークカメラを設置し、リアルタイム映像と録画映像を遠隔で確認することで店舗状況を一括で管理できます。
キヅクモカメラなら、来店状況をクリップ動画で保存することで、見たいところだけを効率的に確認することができます。
導入事例:株式会社ネプロクリエイト様

業種 | 通信 |
URL | https://www.nepro.co.jp/ |
導入目的 | 複数拠点の店舗状況の把握 来店状況の把握 防犯対策 |
課題 | 防犯対策 複数拠点管理 現場の状況把握 |
導入の決め手
- 複数拠点管理ができるから
- リアルタイム映像と録画映像の二軸で店舗状況が把握できるから
- 社内のネットワーク導入の基準をクリアできるから
導入結果
- 遠隔で店舗状況を把握できるようになった
- 来店状況をクリップ映像で確認できるようになった
- リアルタイム映像と録画映像の二軸で店舗状況を把握できるようになった
倉庫
敷地の広い倉庫でも遠隔から作業員の様子が見れるので、効率的に安全性を確認することができます。在庫状況をリアルタイムで確認することも可能なので、管理コスト削減にもつながります。
また、倉庫の出入口や危険区域を監視することで関係者以外の侵入を抑止することや、未然に事故を防ぐことができます。
導入事例:株式会社エー・ワン様

業種 | 建設 |
従業員数 | 10~30名未満 |
URL | https://www.a-one1.co.jp/ |
導入目的 | 防犯目的 |
課題 | 防犯対策 遠隔管理 現場の状況把握 |
導入の決め手
- クラウドサービスなので遠隔地からでも現場の確認ができるから
- 動体検知機能により常に映像を確認する必要がないから
- 低コストで利用できるから
導入結果
- 動体検知や通知機能のオンオフの切り替えが簡単なので便利
- 作業員がいない状態でも不審者の侵入の監視が可能になった
- 低価格で現場DX化を進めることができた
ネットワークカメラの映像をパソコンで見るために用意するもの
パソコン
ネットワークカメラの映像を確認、管理、操作するためのパソコンを用意します。
スマホからも映像を見ることはできますが、複数拠点を管理する場合は大画面で見ることができるパソコンがおすすめです。
インターネット回線
パソコンを利用するためにはインターネット回線が必要です。
本部や事務所など常に同じ場所で利用する場合は、安定している光回線がおすすめです。パソコンを持ち運びする場合は、モバイルWi-Fiを利用したり、外出先ではスマホから確認するなどシーンに合わせて使い分けましょう。
ネットワークが接続できない場合は以下の記事を参考にしてみてください。
ネットワークカメラが接続できないときの原因と対処法10選!
まとめ
今回はネットワークカメラの映像をパソコンで見る方法やメリット、導入事例を紹介しました。
映像データを遠隔でパソコンから見ることで、緊急時やトラブルにもすぐに対応することができ、未然のトラブル回避や問題解決につながります。
また、複数拠点の映像を一括管理することで業務効率化にもつながります。
ネットワークカメラを導入した際には、ぜひパソコンから映像が見れるよう設定することをおすすめします。
キヅクモの導入をご検討いただくお客様は、
お気軽にご相談ください。

2022年7月に防犯設備士資格を取得。
キヅクモサービスの立ち上げ時から参画し、様々な業種のお客様向けにネットワークカメラの導入支援を行っています。
オフィスや実店舗だけでなく、工場、教育施設、医療機関など多様な環境でのネットワークカメラ活用に精通。
カスタマーサポートや機器検証を通じて培った知識を活かし、企業に合わせた課題を営業と一緒にサポートしています。
「防犯だけでなく、業務改善や環境最適化にも貢献できるネットワークカメラの可能性を広げたい」という思いで、日々お客様のサポートに取り組んでいます。