ネットワークカメラが接続できないときの原因と対処法8選!
ネットワークカメラが接続できないと防犯などの観点でとても困りますよね。
そんなときに実施すべき8つの項目をご紹介します。この記事の確認項目を試して早期にネットワークカメラが使えるように対応しましょう。
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ネットワークカメラが接続できない原因
ネットワークカメラの接続ができない問題は、防犯カメラを管理する多くの人にとってストレスになります。
たとえば物理的な接続の不具合や、サーバー、セキュリティの設定ミスなどが含まれます。今回はネットワークカメラが接続できない主な原因について解説します。
①ネットワークが原因
Wi-Fiなどのネットワークの不具合や設定エラーは、ネットワークカメラを接続するときの問題としてよく挙げられます。
特に、オフィスなどのネットワーク環境は、多くの社員のデバイスが接続されていることから、アクセスが多くなり接続が切れることがあります。さらに、ISP(インターネットサービスプロバイダ)の一時的な障害や、ルーターの設定ミスもネットワークカメラの接続を妨げる要因となる可能性があります。
②物理的な接続が原因
ネットワークカメラが接続できない場合、物理的な問題の可能性があります。たとえば、ネットワークケーブルの不具合や、防犯カメラやルーターへの電源供給が途絶えてしまっているなどです。これらの問題が生じると、ネットワークカメラは正常に作動しないことがあります。
③セキュリティの設定が原因
設定に関連するトラブルの中でも、防犯カメラとルーターの接続設定を間違えてしまったり、設定を変更したことで、正常に使えなくなってしまったなどの事例はよくあります。
さらに、企業によってセキュリティ設定が異なることもあり、セキュリティの設定もネットワークカメラが正常に使えない要因の一つです。
ネットワークカメラが接続できないときの対処法8選
ネットワークカメラの利用が普及する中で、接続に関するトラブルは多くの管理者の悩みの一つです。
そこで、本章ではそのような接続に関する問題を解消するための8つの対処法をご紹介します。これらの方法を試すことで、カメラの接続問題を解決し、安定した防犯カメラの運用をしましょう。
ネットワークが原因の場合
ネットワークへ接続ができない際は、別のデバイスでネットワークへの接続ができるか試してみましょう。
これにより、トラブルの原因がネットワークなのか、防犯カメラなどのハードウェアなのかを切り分けることできます。
他のデバイスでもネットワークへの接続が困難であれば、ネットワークの問題だと判断することができます。ネットワークの問題だと分かれば後述する内容を試してみましょう。
①ネットワーク機器を再起動する
ルーターや防犯カメラの再起動を試してみてください。再起動すると、一時的な不具合がリセットされることがあります。
さらに、各デバイスを識別するIPアドレスが他の機器と重複して設定されていないかを確認することも大切です。
そしてルーターの管理ページなどで、ネットワークカメラの録画データの通信を担うポートが、ルーターで遮断されていないかの確認も忘れずにおこないましょう。
また、防犯カメラの動作を制御するソフトウェアを最新のものに更新することも有効的です。以上の方法を試しても繋がらない場合は、専門家やメーカーのサポートに相談するのがおすすめです。
②異なるネットワークから接続を試す
他のデバイスでもインターネットへの接続が困難な場合、異なるネットワーク環境を利用して防犯カメラに接続できるか試してみましょう。
これによりルーターやモデムなどのネットワーク機器の問題なのか、カメラの設定や機能に問題があるのかをより的確に判断できます。別のネットワークから接続できる場合は、ルーターやISPの問題の可能性が高い為、ルーターやモデムなどの提供元に連絡してみましょう。
③ルーターの位置と設置環境の最適化する
ルーターの位置と設置環境は安定した無線通信に大きな影響を与えます。特に、コンクリートの壁や大型の電気機器、金属製の家具などの間、近くにルーターが置かれている場合は信号が弱くなりがちです。コンクリートの壁や大型の電気機器、金属製の家具などの間にルーターを設置するのは避け、建物の中心的な位置に設置することで、各エリアに均等に信号が届くようになります。通信の安定性を改善し、防犯カメラをストレスなく利用しましょう。
物理的な接続が原因の場合
カメラや周辺機器の物理的な接続による問題でネットワークへ接続できないことは意外とよくあります。そのため、定期的なチェックが大切です。
④ケーブルが問題なく接続されているか確認する
まず、防犯カメラの電源ケーブルが問題なく差し込まれているかを確認しましょう。稀に、ケーブルが緩んでしまっているだけで問題が発生することもあります。
また、有線LANケーブルの両端も防犯カメラとルーターやスイッチなどのネットワーク機器に接続されているかをチェックすることが大切です。
特にコネクタの接続音は、ケーブルがしっかりと取り付けられているかを確認する良い判断軸となります。ケーブルに損傷や断線があるとネットワークに繋がらないこともあるので、目視でのチェックを心がけましょう。
⑤スイッチングハブやルーターの動作を確認する
次に、スイッチングハブやルーターの動作を確認します。ハブやルーターのLEDインジケータが正常に点灯、または点滅しているかを確認することで、正常に動作している状態かどうかを確認できます。点灯していなかったり不具合があれば、一度その電源を切り、数分待ってから再起動を試してみてください。
また、ルーターの管理画面から設定内容を確認し、IPアドレスやサブネットマスクなどのネットワーク設定が正確におこなわれているかを確かめることも重要です。
しかしネットワーク設定を変更するのは初心者には難しいので、スイッチングハブやルーターの提供元に問い合わせるのがおすすめです。
セキュリティの設定が原因の場合
セキュリティの設定は、カメラシステムの安定的な動作やプライバシー保護のために極めて重要です。セキュリティ関連の問題がネットワーク接続の不具合を引き起こすこともあることを覚えておきましょう。設定を変更するのは初心者には難しいですが、サーバーのOSやソフトウェアが最新か、ファイアウォールの設定が防犯カメラの通信を妨げるような設定になっていないかを確認できる方は確認しておくとよいでしょう。最終的にはセキュリティの提供元に確認するのがおすすめです。
⑥レコーダーやルーターの設定と動作を確認する
レコーダーやルーターの設定に誤りがある場合、防犯カメラの動作に影響を及ぼすことがあります。具体的には、同じネットワーク内で2つのデバイスが同じIPアドレスに設定されていたり、誤って防犯カメラからのアクセスを制限してしまっていることなどが考えられます。これらの設定をチェックするためには、それぞれのデバイスの管理画面にアクセスし、IP設定やMACアドレスフィルタリング、アクセス制限/ファイアウォールなどを確認してください。
その他にも、防犯カメラなどのハードウェアの故障も視野に入れ、定期的に装置の検査をおこなうこともおすすめです。
⑦ネットワークのIDやパスワードを再確認する
ネットワークのIDやパスワードの設定ミス、あるいは変更後の不一致は、ネットワークに接続できない原因となります。初期設定時の文書やメモをもとに、正確なIDとパスワードを入力するようにしましょう。特に、大文字・小文字の違いや数字の打ち間違えに注意が必要です。セキュリティを向上させるためにパスワードの定期的な変更をおこなうことも、忘れずにおこないましょう。
⑧録画データを物理からクラウドに切り替える
録画データを物理的なレコーダーからクラウドに変更することで、ネットワークに繋がらないときに接続を確認するデバイスの数を減らすことができます。近年の防犯カメラは、クラウド録画機能を利用することで、物理的なレコーダーなどの故障やデータを紛失するリスクを抑えるだけでなく、どこからでも録画データにアクセスすることが可能となります。ただし、その分、不正アクセスのリスクも増すのでセキュリティ設定には十分な注意が必要です。物理的なデバイスが多く、管理出来ていない方はトラブルが起こる前にクラウドカメラに切り替えるのも選択肢としておすすめです。
まとめ
防犯カメラがネットワークに接続できないときの対処法は初めての方には難しく感じるかもしれません。しかし、一つ一つ原因を切り分けて特定し、適切な手順で対応すれば自力でネットワークに接続することはできます。方法としてはケーブルの確認、ルーターの位置、ネットワーク設定の確認、IDやパスワードのチェック、そして余裕があれば事前にクラウド録画へ切り替えをしておくことなどが挙げられます。定期的なチェックと対策をおこなうことで、トラブルを予防しましょう。
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