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防犯カメラの録画保存期間の目安は?保存した映像はいつ消えるのか解説

自身で経営する店舗などに防犯カメラを導入するならば、「録画時間」や「保存期間」は要注意ポイント。たとえばネットワークカメラであればクラウドに保存可能ですが「録画映像の全てをクラウドで保存するのか」「人物などを検知したうえで必要な箇所だけを録画するのか」で録画時間も保存に必要な容量も変わってきます。

目次

たとえば上記は弊社のネットワークカメラサービス「キヅクモ」の録画の例。人物を検知した箇所の映像をピンポイントで確認可能で、動画の必要な部分だけを振り返ることもできます。

クラウドではなくSDカードやHDDへの保存の場合、録画したものはいつまでも保存できるわけではなく、記録媒体の容量がいっぱいになると、新しい映像で古い映像が消されてしまいます。 すると「結局、どのような記録媒体で録画すべきなのか」「SDカードでもクラウドでも長時間の録画は出来るのか」などが気になりますよね。
この記事では、防犯カメラの録画時間や保存期間の目安をご紹介。録画時間を伸ばす方法も解説します。

防犯カメラの録画時間の目安:保存した映像はいつ消える?

前述の通り、防犯カメラの録画保存期間は記録媒体の種類や容量、設置場所の業種や目的などで変わります。
たとえば従来通りの、SDカードやHDDに映像を保存するタイプの防犯カメラは「保存容量は記録媒体に依存する」形です。SDカードやHDDが仮に1GBの場合、1GBまでの録画です。そして上限に達すると古い映像から削除が行われます。

image1.png

ほとんどの防犯カメラは、保存容量の上限に達すると古い映像が新しい映像に上書きされる形で更新されます。たとえば保存容量が1週間分の場合、8日前の映像は外部記録媒体などに保存しておかない限りは自動で消去されます。

映像の保存をより効果的に行いたい場合は、ネットワークカメラの導入を検討する価値が大いにあります。本記事の冒頭部でもご紹介した通り、クラウドへの保存ができるため記録媒体の容量に左右されない上、防犯カメラの記録映像の必要な箇所のみを保存するといったこともできるためです。クラウド防犯カメラについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

参考記事:クラウド録画ができる防犯カメラってなに?クラウド防犯カメラのメリット・デメリットと選び方を解説!

記録媒体ごとの防犯カメラの録画可能な時間の目安

以下の表は、それぞれの条件における録画時間の目安。なおHDDは繰り返し書き込みを行うと製品寿命が短くなりやすいため、クラウドと比べると長期保存には向きません。

記録媒体

容量

画質

録画時間の目安

SDカード

32GB(※1)

HD(1280×720)

約24時間(※1)

USBメモリ

64GB

HD(1280×720)

約48時間

HDD

1TB

HD(1280×720)

約75時間

クラウド

無制限(※2)

HD(1280×720)

無制限(※2)

(※1)SDカードが「32GB・約24時間の録画」というのは一般論です。キヅクモが提供するmicroSDカードおよび防犯カメラならば「64GB・約一週間」の録画に対応。つまり上の表に照らし合わせるとHDD以上の録画が可能な大容量で便利です。
(※2)クラウドの容量、録画時間の目安はサーバー容量に依存します。

一方でクラウドにも弱点はあります。一般的なネットワークカメラでは、映像データを常時クラウド上へ送信し続けます。つまりサーバー容量の限り、無制限に録画が可能な反面で通信費用が高騰しやすく、従来型の防犯カメラよりも監視にかかる費用が高くなりがちです。SDカードなどのローカル保存であれば、こうした通信費の高騰は起きません。

弊社が提供するネットワークカメラ「キヅクモ」では、常時録画はローカル接続にて専用レコーダーもしくはカメラに内蔵のmicroSDカードに保存可能です。そのうえで必要な箇所だけを切り出したクリップ映像はクラウドに保存することで、回線の負荷を低減しつつクラウド録画を実現しています。つまり「SDカードやHDD」の良いところと「クラウド」の良いところを組み合わせた録画保存の形となります。

キヅクモのサービスにご興味をお持ちの方は、ぜひこちらから資料請求をしてください。

【施設】防犯カメラで必要な録画時間の目安は?

必要な録画時間の目安は、設置する場所によっても異なります。たとえばマンションやアパートでは、入居者の安全や訪問者の確認などのために、最低でも1週間以上録画できることが望ましいでしょう。また、なにかあった場合に確認できるように、店舗や工事現場などは、数ヶ月程度保存できる防犯カメラがおすすめ。
以下の表で設置場所別の保存期間の目安をまとめました。

設置場所

保存期間の目安

自宅

3日〜1週間程度

マンション・アパート

1週間〜1ヶ月程度

コンビニ・店舗

1ヶ月〜3ヶ月程度

工場・建設現場・工事現場

6ヶ月~2年程度

駐車場・コインパーキング

1日~3ヶ月程度

金融機関

1ヶ月〜1年間程度

神社仏閣

1ヶ月程度

街頭

1ヶ月程度

なお、記事の後半では施設のタイプ別に保存期間の目安をより詳しくご紹介します。

防犯カメラの保存期間が短い!録画可能な時間を延ばすには

防犯カメラで録画可能な時間をより延ばしたい場合、基本的には「動体検知を活用して"必要な箇所だけ録画する"」か「画質を下げる」「記録媒体の容量を大きくする」のが対処法となります。弊社のネットワークカメラサービス「キヅクモ」では、録画データを見返す際の利便性なども含めて動体検知機能の活用を特におすすめしています。以下の動画の通り、人物を検知して人が通った時だけ録画するといったことができるためです。

より詳しく見ていきましょう。

モーションセンサー(動体検知)機能を活用

モーションセンサー(動体検知)機能とは、防犯カメラが動きを感知したときにだけ録画を開始する機能です。

image2.png

つまり、カメラの撮影範囲になにも動きがない場合は録画がストップされているため容量の大幅な節約が可能となります。また、録画された映像を見るときにも、必要な部分だけを素早く探せるというメリットがあります。

画質やフレームレートを下げる

画質やフレームレートを下げると、その分データ量が少なくなり、録画可能容量の節約に繋がります。

image3.pngただ、画質やフレームレートが低くなると映像の鮮明さや滑らかさが損なわれることは避けられません。画質を下げ過ぎると「なにか映っているな」程度しか認識できないこともあるので注意が必要です。

SDカードの容量アップ・HDDの増設

SDカードの容量アップやHDDの増設により、記録媒体の容量が増え、画質やフレームレートを落とさずに長く録画できるようになります。ただしそのSDカードやHDDの分、追加で費用がかかります。複数台の監視カメラを設置している場合、その台数分を購入することとなるため意外とまとまった出費になります。

【業種・施設別】防犯カメラの録画の保存期間目安

最後に、参考までに「マンション・アパート」「店舗」「工場」「駐車場」の4つのケースで、防犯カメラの録画の保存期間の目安をご紹介します。

マンション・アパート

マンションやアパートでは、1週間から1ヶ月程度の保存が適切。まず事件や事故が発生した場合は、警察や裁判所などの要請に応じて、必要な映像を提出することができるため、ある程度の期間の録画は必要不可欠です。入居者の出入りや来客などの映像は個人情報に関わるため、必要以上に長く保存することも望ましくはありません。総じて「最大でも1ヶ月程度保存できれば十分」なケースが多いです。

店舗

店舗では万引きなどの犯罪や、客とのトラブルなどが発生するリスクがあります。そうした際のセキュリティ確保のために、1ヶ月から3ヶ月程度の保存がおすすめです。
特に万引きなどは刑事罰の対象になり得る犯罪です。録画映像は警察に提出する証拠として重要ですが、被害届の提出そのものや犯人の特定には時間がかかることがあります。万引きには常習性があるケースも多く、犯人の目星が付いたら「過去にも万引きをしていないか」遡って録画データをチェックできることも望ましいでしょう。
そのため最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月程度は保存しておくと良いでしょう。

工場

工場では、製品や流通に関する問題が起きたときに、製造時の映像を見ることができるように、1年以上の保存期間が一般的です。食品工場などでは、製造する食品の賞味期限や消費期限との兼ね合いを考慮して、半年から2年程度の保存期間が多く見られます。 作業環境や生産工程を改善したり最適化したりするときには、長い期間の映像を観察したり分析したりする必要があるので、保存期間を長くすることがおすすめです。

駐車場

駐車場では、利用者の出入りの頻度や駐車時間などに応じて保存期間が異なります。コインパーキングは、短時間の利用が多いので、保存期間は1日から1週間程度が一般的。一方、月極駐車場は、長く駐車する人が多いので、保存期間は1ヶ月から3ヶ月くらいが多く見られます。

まとめ

防犯カメラの映像は、記録媒体やカメラの設置場所によって、保存できる容量や期間が変わります。たとえばSDカードなどに保存する場合、容量がいっぱいになると、古い映像が新しい映像で上書きされてしまうため、必要な映像が消えてしまわないよう適切な対応が必要です。録画時間を長くする方法や、業種や施設に応じた保存期間の目安を確認し、防犯対策を効果的に行いましょう。

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キヅクモブログ部
本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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