配線工事は必要?ワイヤレス防犯カメラの配線方法と特徴を解説!
ワイヤレスの防犯カメラは、取り付けが簡易的なだけでなく、簡単に設置場所を変えたりできる手軽さや、ケーブルがないので店舗やオフィスの景観を損なわないことなどがメリットです。
昨今では、Wi-Fiなどネットワーク環境で稼働する防犯カメラが主流になっており、ワイヤレス防犯カメラでも、電力や通信供給のために配線が必要になる場合や、ケーブルを介した方が安定した撮影ができる場合もあります。
本記事では「ワイヤレス防犯カメラでも配線工事は必要なの?」「そもそも配線工事って何と何の接続のこと?」といったよくある疑問点に回答し、配線工事のメリットとデメリットや防犯カメラの選び方についてご紹介します。
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ワイヤレスの防犯カメラでも配線工事は必要?
近年、有線LANケーブルなどがないワイヤレスの防犯カメラが発売されています。ワイヤレス防犯カメラは設置の手間を大幅に減少できます。しかし、ワイヤレスという言葉から、ケーブルなどが一切必要ないと誤解されがちです。実際には、電源供給や録画の保存など、特定の機能を利用するためには一部のケーブルが必要です。
この章では、ワイヤレス防犯カメラに配線が必要になるケースと、その背後にある技術的な理由について、詳しく解説します。
結論:配線工事は必要な場合が多い
ワイヤレスの防犯カメラを設置する際、配線工事が必要となるケースがあります。
防犯カメラにおけるワイヤレスは通信方法が無線であることを指す場合が多く、電源供給は必ずしも無線であるわけではないです。電池式やソーラー充電式の防犯カメラも存在しますが、長時間の監視を考慮すると、配線から電源供給する方が安定して運用できます。ワイヤレスの防犯カメラを選んだとしても、安定且つ安心して活用できる方法で給電をおこないましょう。
なぜワイヤレス防犯カメラにコードやケーブルが必要なのか
インターネット通信がワイヤレスの防犯カメラでも、機器がソーラー充電や電池式に対応していない場合は、給電を配線からおこなう必要があります。屋外に設置する場合や、電源が近くに無い場合は、配線工事が必要になる場合があるので、設置する環境に応じてコストや日数が発生することを認識しておきましょう。
また、インターネット通信がワイヤレスに対応している場合でも、有線ケーブル(LANケーブル)から通信をおこなった方が安定する場合もあるので、導入後に通信に遅延がある場合はご検討ください。
配線工事をするメリット
防犯カメラの設置を検討する際、配線工事の有無によってやるべきことは変わります。配線工事をおこなうメリットやデメリットについて、しっかりと理解しておくことで工事をしなくてもよかった、防犯カメラを設置するときに一緒に工事をしておけばよかったなどの後悔をしないようにしましょう。
給電が楽
1つ目のメリットとして、給電が楽になることが挙げられます。配線工事により、防犯カメラに安定して電力を供給することが可能になります。コンセントなどから直接電源を供給できない場合でも、直接防犯カメラへ電力を供給できるため、電力の供給が途切れる心配がほとんどありません。電池式のカメラは電池の消耗による定期的な電池交換や充電が必要ですが、配線工事をおこなえばそういった手間が一切必要ありません。防犯カメラを安定して使用するためには配線工事をおこないましょう。
通信が安定する
2つ目のメリットは通信が安定することが挙げられます。
前述でも記載しましたが、インターネット通信がワイヤレスの防犯カメラの場合、Wi-Fiの届く範囲であれば、正常に稼働しますが、Wi-Fiから遠ざかったり、カメラ台数が増えると通信に遅延が発生する場合があります。
そのような際には、有線ケーブル(LANケーブル)からカメラに直接通信を送ることで安定しやすくなります。
配線工事をするデメリット
工事にかかる費用
1つ目のデメリットは、工事費用が発生することです。
配線工事をおこなうには、専門の技術や機材などが必要です。安全な配線、カメラの位置決め、さらには壁や天井に穴を開ける作業が含まれるため、単純な設置作業と比べて手間や時間がかかります。しかし、長期的な視点でみると、配線工事のメリットが大きいことも事実です。最初の投資は高くなりますが、安定した監視環境を手に入れることができるため、価値があるともいえます。費用対効果を確認し、自身のニーズに合わせて最適な選択をしましょう。
防犯カメラの設置にかかる費用についてこちらの記事でも詳しく説明しています。
撤去時に手間がかかる
2つ目のデメリットは、撤去時に手間や費用が発生することです。
配線工事は業者がおこなう場合が多いですが、撤去時も同様、業者でないと回収が出来ない場合があるので、撤去費用や日程の確保が必要になります。
直近で拠点を変更する見込みがある場合などは、引っ越し先で工事をすることも検討しましょう。
ワイヤレス防犯カメラの通信方法
防犯カメラをトラブルなく安定して運用するためには、電源やネットワークとの接続方法の選択が重要です。ケーブルタイプからIPカメラタイプまで、さまざまな接続方法が存在し、それぞれに特徴があります。各接続方法の概要について、解説します。
LANケーブル(有線)
LANケーブルの通信接続は、通信と電力を1本のケーブルで伝送する方式です。この伝送方式をPoE給電といいます。PoE給電の最大のメリットは通信が安定することです。通信が安定すると映像の品質の安定性を高めることができます。高品質の映像を長時間録画したい放送局や映画館などでの設置におすすめです。
Wi-Fiなど(無線)
Wi-Fiなどの無線接続は、ケーブルを必要としないため、複雑にコードが絡み合うなどの事態を避けることができます。通信速度によってはデータ通信が不安定になる可能性はありますが、接続台数を絞るなどの工夫をおこなえば安定した通信をすることもできます。接続作業時間を短縮したかったり、コードが複雑に絡み合うのを避けたい場合に適しています。手軽に接続作業をおこないたい場合はWi-Fiなどの無線接続を選ぶと良いでしょう。
まとめ
ワイヤレス防犯カメラの接続方法には有線と無線の選択肢があります。ワイヤレスの防犯カメラであっても、電源供給のために配線工事が必要な場面が多いです。
PoE(有線)での電源供給のメリットは給電と通信の安定です。配線工事をすると当然、工事費用がかかります。そのため、工事費用を最小限にする為にも設置する場所や、目的に応じて最適な方法でワイヤレスカメラを利用することが重要です。
以下の記事でも防犯カメラの設置や手順について詳しく紹介しているので合わせてご確認ください。
防犯カメラを設置する手順と先に知っておきたい注意点!
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