その防犯は逆効果!?防犯カメラが逆効果になる理由と犯罪者の心理を踏まえた対策方法
本記事では、「防犯カメラが逆効果になるって本当?」、「防犯カメラの導入をしたいけど誰に相談すればいいか分からない」そんな悩みや疑問を抱えた方へ向けて「防犯カメラが逆効果になる理由と犯罪者の心理を踏まえた対策方法」についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
なお、キヅクモブログでは、実店舗への防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「実店舗向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
自社に最適な防犯カメラの種類や料金を知りたいとお考えの方は、是非ダウンロードしてご活用ください。
防犯カメラが逆効果になる理由と対策
防犯カメラの設置は、安全を守るための手段としてたくさんの方が利用しています。しかし、適切な防犯カメラの選定・設置・活用をおこなわないと、逆効果になってしまうことがあります。
逆効果になる理由①:安いネットワークカメラを設置しているから
ネットワークカメラを設置する際に、安価なものを選ぶこともあると思います。しかし、安価なネットワークカメラは通信が暗号化されていなかったりするなどキュリティ対策が甘い傾向があるため、映像がハッキングされるリスクがあることを覚えておきましょう。もしネットワークカメラがハッキングされてしまうと撮影した映像が流出してしまう恐れがあります。
対策:セキュリティ対策が堅牢なネットワークカメラを選ぶ
安価なネットワークカメラを探す際は、セキュリティ対策が堅牢であるかどうかを確認しましょう。なぜなら、ネットワークカメラは常にインターネットに接続しており、犯罪者のサイバー攻撃の標的になりやすいからです。出荷時のパスワードのまま利用したり、簡単に予想できるようなパスワードの使用は避けましょう。その他にも暗号化された通信であるかどうかや、ソフトウェアを最新の状態にするなどの対策が必要です。
逆効果になる理由②:ダミー防犯カメラを設置しているから
ダミー防犯カメラは、本物のカメラと同様に犯罪抑止効果を期待できるという認識をもった方がいます。しかし、これは半分正解で、半分不正解です。なぜなら、ダミー防犯カメラはネット上に画像や情報が出回っていることもあり、犯罪のプロが見れば本物なのかダミーなのかを識別できてしまう可能性があるからです。
対策:本物の防犯カメラを設置する
可能であれば本物の防犯カメラを設置するのが望ましいでしょう。なぜなら本物の防犯カメラは録画機能やリアルタイム監視が可能で、犯罪の抑止や人物特定に有効だからです。悪意をもった人物にダミー防犯カメラであることを見破られる心配もなくなります。現在では低コストの防犯カメラもあるので、効果的な防犯のためにも本物のカメラを選び、犯罪から施設を守りましょう。
参考:【意外と知らない】ダミー防犯カメラを導入する前に確認しておきたいデメリット
逆効果になる理由③:設置した安心感が油断につながるから
防犯カメラを設置することで、心にちょっとした安心感が生まれることがあります。しかし、この安心感によって思わぬ隙を見せてしまう恐れがあります。たとえば、防犯カメラを設置したものの死角ができていたり、施錠の確認や防犯カメラ以外の対策が不十分だったりすることが考えられます。
対策:防犯カメラを設置したからと言って油断しない
防犯カメラの設置が安心感をもたらすことは大切ですが、警戒心を緩めないように注意しましょう。たとえば、防犯カメラを設置するときは撮影箇所の抜け漏れがないか確認し死角を作らないようにしたり、施錠は2者確認をおこなったり、防犯砂利を敷いたりや防犯ガラスにしたり、人感センサーのライトを設置することも有効です。安心感を持ちつつも、警戒心を忘れずに、防犯対策をおこないましょう。
理解すべき犯罪者の心理
防犯カメラを設置する際、犯罪者の心理を理解することが重要です。犯罪者は下見などをおこない犯行に及ぶ場所を慎重に選び、狙いやすい店舗を見極めます。まず、犯罪者の心理について理解し、その後に防犯対策や防犯カメラの効果的な活用方法について考えましょう。
狙われやすい店舗の特徴
狙われやすい店舗の特徴は以下の通りです。
- 人通りが少なく、大通りに面していない
- 防犯対策が不十分
- 夜間や定休日に人がいないことが外から確認できる
- 死角が多い内装
順番に解説していきます。
人通りが少なく、大通りに面していない
犯罪者は、犯行に及ぶ際に人目につかない場所を好みます。たとえば、人通りの少ない裏通りや大通りから見えにくい位置にある店舗などがあげられます。その他にも、夜間は人が少なくなってしまう24時間営業の店舗や、人目のつきにくい場所にある倉庫なども注意が必要です。
防犯対策が不十分
犯罪者は、防犯対策が不十分な店舗を狙います。たとえば、防犯カメラの設置や警備員の配置が不十分な場所は、犯罪者にとって狙いやすい店舗という位置づけになります。特に個人店はセキュリティ対策が不十分な店舗が多く、倉庫などにいたっては防犯対策を進められていないというケースも見受けられます。また、犯罪者は周辺の建物と比較してターゲットの店舗を決めることもあるので、周辺の建物に比べて明らかに防犯対策が施されていないという状況は避けましょう。
夜間や定休日に人がいないことが外から確認できる
犯罪者は、犯行の下調べで外から店内の状況を確認し、人がいないことを確認しています。夜間や定休日に店内が暗く、人がいない様子が外から見える場合、狙われやすくなります。カーテンやブラインドを閉めて外から店内の状況を確認できないように対策しましょう。
死角が多い内装
犯罪者は、店内に侵入する際に死角や隠れる場所を探します。内装が複雑で死角が多い場所は、犯罪者にとって好都合です。なかには客として店舗に入り、下見を完了させ店内の金目の物を置いている場所を事前に把握するといったケースもあります。
効果的な防犯対策や防犯カメラの活用方法
防犯対策や防犯カメラを活用する場合は以下の3点に注意し防犯カメラの活用を進めましょう。
- 死角がない設置
- 防犯カメラ以外の防犯対策
- 通知機能のある防犯カメラ
死角がない設置
防犯カメラの設置場所には注意が必要です。死角があると、犯罪行為が記録できず犯人を特定することが難しくなってしまいます。
もし店舗内に、死角があれば追加のカメラを設置してカバーしましょう。
防犯カメラ以外の防犯対策
防犯カメラだけでなく、他の防犯対策も同時に考えることが重要です。カメラだけでは限界があるため、組み合わせることで防犯の効果を高めることができます。たとえば、警備員を配置したり、センサーライトや防犯砂利などを設置することで犯罪者を抑止しましょう。防犯カメラと他の対策を組み合わせて、より強力な防犯システムを構築しましょう。
通知機能のある防犯カメラ
防犯カメラには、動体を検知し通知してくれるものがあります。この機能を活用することで、立ち入り禁止のエリアや時間帯に人が立ち入ったなどの事象をリアルタイムで知ることできます。認知さえできれば、警察や警備会社に連絡するなどの対策ができます。通知機能を備えた防犯カメラを導入して、迅速な対応を実現しましょう。
まとめ
不適切な防犯カメラの設置や運用では逆効果になってしまう可能性があります。特に安価でセキュリティ対策が不十分なネットワークカメラや、ダミー防犯カメラの活用は注意しましょう。カメラは死角のないように設置し、カメラ以外の防犯対策を組み合わせ、通知機能のあるカメラを活用することをおすすめします。
効果的な防犯カメラの設置がしたいならプロに相談
キヅクモは、設定したルールによって撮影されたクリップ動画を時間、場所、画像付きで通知してくれる中小規模のビジネス向けネットワークカメラサービスです。
いざ自分で防犯カメラを設置しようと思っても「どこにどうやって設置すればいいのか分からない」といった悩みは多くのお客様が抱えています。キヅクモであれば担当の者がお客様のご要望を丁寧にヒアリングし、お客様に最適な設置方法をご提案いたします。
ぜひお客様のご要望をお聞かせいただき、最適な防犯カメラの設置をおこないましょう。
なお、キヅクモブログでは、実店舗への防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「実店舗向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
自社に最適な防犯カメラの種類や料金を知りたいとお考えの方は、是非ダウンロードしてご活用ください。