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プライバシーの侵害に注意!知らなかったでは済まされない防犯カメラの運用方法  

防犯カメラがプライバシーの侵害に繋がってしまうのか気になる人は多いです。
実際にプライバシーに関連するトラブルは発生しています。
トラブルに巻き込まれないようにするためにも事前に準備をして対策しましょう。            

目次

防犯カメラはプライバシーの侵害になるのか?

防犯カメラはプライバシーの侵害になるのか?.png防犯カメラの導入を検討している方や運用をしている方にとって、録画映像がプライバシーの侵害にならないかは大きな悩みの種です。理由としては、撮影された録画映像で個人が特定できてしまうと、その映像は個人情報になるからです。ここからは防犯カメラはプライバシーの侵害になるのかどうかについて解説します。

結論:プライバシーの侵害になることがある

特定の個人を識別できてしまう映像を、その個人に無断で公開してしまうとプライバシーの侵害になってしまうことがあります。実際に、企業や公共施設での映像がSNS上に無許可で公開されるなどの事例が発生しています。このような事例を防ぐため、常に適切な録画映像の管理と防犯カメラの運用が必要となりますので、注意しましょう。

プライバシー侵害につながった事例

訴えを起こした人物Aさんの住宅入口付近を撮影していた1台のカメラが問題になった事例が挙げられます。Aさんの住宅を管理していた管理人Bさんは合計4つの防犯カメラを設置していました。このカメラは防犯を目的として設置されましたが、1台の防犯カメラがAさんらのプライバシーの侵害をしていると判断され、撤去が認められました。
一方、公共の通行路のみを撮影していたその他の3台のカメラに関しては、プライバシーの侵害は認められませんでした。プライバシー侵害に対して、原告1人あたり10万円、合計で40万円の慰謝料が認定されました。この判断の背景には、カメラがAさんらのプライバシーに関わる場所を撮影していたものの、そのエリアが完全なAさんらのプライベート空間ではなかったことや、撮影された映像が永続的に保存されなかったことなどが慰謝料の金額の根拠として挙げられています。

参考:プライバシーを侵害するとして、防犯カメラの撤去等が認められた事例
※外部サイトへ遷移します。

なぜプライバシーの侵害になるのか

プライバシーの侵害になる理由は、防犯カメラの映像が不適切に利用・管理されるからです。具体的にいうと、カメラの位置や設置場所が不適切で、プライベートな空間を撮影してしまう場合が問題となります。映像データが第三者に流出されていたり、不特定多数の人の目にさらされている場所で管理されている場合には、プライバシーの侵害とみなされる可能性があります。これらの問題を避け、正しい知識と管理方法で防犯カメラを運用しましょう。

プライバシーを侵害しないために注意すべきポイント

プライバシーを侵害しないために注意すべきポイント.pngプライバシーを守るための防犯カメラの映像の取り扱いは非常に重要です。
例えば、カメラの位置や角度、映像の管理方法など、さまざまな点での注意が必要です。このようなポイントを把握し、適切に防犯カメラを運用しましょう。

ガイドラインを確認する

防犯カメラを適切に使用するためには、まずガイドラインの確認が欠かせません。これは、多くの自治体や業界団体が制定している防犯カメラの取り扱いに関するルールや方針を示すものです。ガイドラインには公共の場所での撮影範囲や映像の保存期間などが明記されています。ガイドラインを遵守することが法的トラブルを避ける手助けとなりますので、必ず確認しましょう。例として千代田区防犯カメラの設置に関する基本方針を掲載します。

参考:千代田区防犯カメラの設置に関する基本方針
※外部サイトへ遷移します。

防犯カメラで撮影していることを明記する

防犯カメラで撮影していることを明記することは、プライバシーの保護に繋がります。その理由は、来訪者や通行人がカメラに気づくことで、自らのプライバシーを守る行動を取ることができるからです。具体的には、入り口やカメラの近くに「防犯カメラ稼働中」といった掲示物を設置することなどが挙げられます。防犯カメラで撮影していることを明記することで、前もって撮影されてれいることを知らせ、トラブルを未然に防ぎましょう。

録画映像の管理を厳重にする

録画映像の管理は、プライバシーを守るための重要なポイントです。管理が不十分だと録画映像が第三者に流出するリスクが高まります。たとえば、録画映像のアクセス権を社員や運用担当などの関係者に限定したり、保存期間を設定して定期的に録画映像を削除するなどの対策が有効的です。
録画映像の管理体制をしっかりと整え、不正利用を未然に防ぎましょう。

画角に気を付ける

防犯カメラの画角設定は、プライバシーの侵害を防ぐにあたって注意が必要なポイントです。なぜなら不適切な角度での監視は、プライベートな空間を撮影してしまう可能性があるからです。例えば、隣接する企業や近隣住宅の敷地が映り込む画角は避けるべきです。カメラの設置場所や画角を調整し、近隣の企業や住民とのトラブルを防ぎしょう。

なぜセキュリティ対策が必要なのか

なぜセキュリティ対策が必要なのか.png防犯カメラのセキュリティ対策が必要であることは多くの方が認識していることだと思います。しかし、どのような背景から防犯カメラのセキュリティ対策が必要になったのかを詳しく説明できる方は多くないのではないでしょうか。ここからはどのような背景から防犯カメラのセキュリティ対策が必要になったのかについて解説します。

時代の変化と共に映像をデータで管理するようになったから

以前の防犯カメラでは撮影した映像をSDカードやHDD/SSDなどに直接保存していました。しかし、近年では録画映像をクラウドやサーバー上で管理する形が一般的になってきています。この変遷の背後には、データへのアクセスがしやすいというメリットがあります。例えば、クラウド上での管理は、遠隔地からのアクセスが可能になります。
しかし、このデジタル化が進む中、外部からのサイバー攻撃のリスクも高まってきました。そこで、防犯カメラの録画映像を管理する際には、しっかりとしたセキュリティ対策が不可欠となったわけです。

まとめ

防犯カメラの導入と運用には多くの課題が存在します。その中でもプライバシーの侵害を心配される方が特に多いです。プライバシーの侵害を避けるためにガイドラインの確認や、撮影していることの明記、録画映像の管理、及びカメラの画角には特に注意が必要です。また、映像のデータ化が進む現代において、不正アクセスのリスクが高まっているのでセキュリティ対策の重要性も増しています。これらの背景を踏まえ、適切な手段と対策を講じることが、防犯カメラの有効的な活用に繋がります。

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キヅクモブログ部
本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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