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遠隔監視とは?活用メリットや用途、防犯カメラとの違いを解説【防犯設備士監修】

自社の各種設備の点検や監視、モニタリングを「遠隔監視で行いたい」と考えている企業担当者の方や現場担当者の方は多いのではないでしょうか。
とはいえ
・遠隔監視の具体例
・遠隔監視に利用するデバイスの例
など詳細な点については、イメージが付かない方もまた多いでしょう。

そこで今回はネットワークカメラサービス「キヅクモ」が、防犯設備士監修の上で「遠隔監視の活用メリット」や「具体例」「使用するデバイス」などについて解説します。

目次

なお、キヅクモブログでは、オフィスへの防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「オフィス向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
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遠隔監視とは?

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遠隔監視とは監視対象にセンサーやカメラを設置し、離れた場所から対象を監視するものです。定期的な点検業務をリモートで行うことが可能となるため、省人化やコスト削減に役立ちます。
なお遠隔監視によって異常が発見された場合は、現場の作業員の方に通知をするといった形で柔軟な出動態勢を組むこともできます。また必要に応じて監視センターを設けることで、監視データを蓄積したり、さらなる省人化や業務効率化に向けたデータ分析なども可能になります。

遠隔監視に用いられる主な技術は「センサー」「カメラ」の2通りです。

センサーによる監視

まずは「センサーによる監視」です。具体的には人や動物の動きを検知する「人感センサー」や、温度や気圧の変化などを測る「温感センサー」、また揺れなどを検知する「振動センサー」などを利用します。
具体例としては冷蔵設備や冷凍設備の遠隔管理を目的に、温感センサーを用いた監視を行うパターンなどが考えられます。また道路や鉄道の異変検知のために「振動センサー」を使う場合もあります。
加えてカメラの設置は不要、もしくはコスト面で厳しいものの「遠隔監視」は行いたいといった場合にもセンサーを用いた監視は非常に便利です。

カメラによる監視:防犯カメラとの違いは?

カメラによる監視では、一般的にインターネット接続が可能な「ネットワークカメラ」を用いた遠隔監視が行われます。監視対象の映像を遠隔かつリアルタイムで確認可能なため、点検対象の設備などに異常が無いか視覚的に確認可能です。加えて動体検知や映像に映ったもののAI分析も可能です(※弊社ネットワークカメラサービス「キヅクモ」の場合)。

なお実際の遠隔監視では「振動センサー」「ネットワークカメラ」を組み合わせるなど、カメラとセンサーを両方設置する場合もあります。

ちなみに遠隔監視にカメラを使う場合、遠隔監視用のカメラと防犯カメラは違うものなのか気になる方もいるのでは。結論から言えば、遠隔監視向けのカメラは必ずしも防犯を目的としない点で「防犯カメラ」とは別物です。遠隔監視向けのカメラの選び方が分からない場合は、ネットワークカメラの専門事業者に相談することをおすすめします。

遠隔監視が注目される理由

遠隔監視は工場などの設備の点検業務の省人化といった観点で、2024年現在、強い注目を集めています。より詳しく「遠隔監視が注目されている理由」を見ていきましょう。

製造業やメンテナンス業の人手不足

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製造業などでは慢性的な人手不足が続いています。たとえば国内の製造業就業者数は2002年の1,202万人から、2019年には1,063万人へと減少。およそ20年間で11.6%、人手が減ったことを意味します。そのため「タンクの水位の確認」「倉庫の温度の確認」といった点検作業や管理作業を省人化し、より技術的な難易度が高い業務や人手を要する業務に人員を集中させたいというニーズが生じています。

ネットワークカメラやセンサーなどデバイスの発展

カメラやセンサーなどのデバイスが高性能化しており、なおかつデバイスの単価も安くなったことも遠隔監視が注目を集める要因の1つです。仮に高価なデバイスであっても、サブスクリプションなどによって導入しやすい価格帯のプランが各社から多く登場しています(※実際の利用価格は導入する端末及び設置台数によって大きく変わります)。

よって工場施設や店舗など事業者側にとって、遠隔監視が比較的気軽に導入できるようになりました。そのため「タンクの水位の確認」「倉庫の温度の確認」といった点検作業や管理作業を省人化し、より技術的な難易度が高い業務や人手を要する業務に人員を集中させたいというニーズが生じています。

遠隔監視の活用メリット

工場施設や店舗など事業者側にとっての「遠隔監視の活用メリット」を改めてまとめると、主に以下の2点に集約されます。

複数拠点の設備や生産状況のモニタリング

まずは「複数拠点の設備や生産状況のモニタリング」を遠隔で実施できることです。「タンクの水位の確認」などの点検業務に対して、各施設ごとに人員を配置する必要性が薄れるため、省人化やコスト削減を実現できます。

点検業務の効率化や異常の早期発見

複数施設の点検業務を遠隔でまとめて実施できるため、点検業務の効率化も実現できます。一か所で施設や設備の異常を発見したら、複数拠点の同様の設備をまとめて遠隔で総点検したり、必要に応じて作業員が出動することで「他に異常は無いか」をチェックすることもできます。

【具体例】遠隔監視の主な用途

遠隔監視の用途の例をより具体的に、いくつか見ていきましょう。

【センサー】冷蔵設備や冷凍設備の遠隔での管理

まずは「温感センサー」を用いた冷蔵設備や冷凍設備の温度のモニタリングです。遠隔で温感センサーのモニタリングを行うことで、異常な温度上昇などがあった際にはすぐに検知できます。必要に応じて、設備に作業員が駆け付けることで温度管理のトラブルに対して早期対応もできます。

【センサー】空調のモニタリング

同じく温感センサーを用いることで空調のモニタリングも可能です。空調の遠隔でのモニタリングは、たとえば病院や介護施設など入院及び入居している方の繊細な体調管理が必要な施設で役立ちます。

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なお病院や介護施設の場合、バイタルセンサーや人感センサーも遠隔監視に大いに役立ちます。バイタルセンサーは起床・離床の検知や呼吸状態の検知に役立ちます。人感センサーは人の動きを検知できるため、たとえば深夜の徘徊の検知に役立ちます。

【カメラ】設備機器の点検

ネットワークカメラを使うことで、工場や建設現場の機器や各種設備の点検を一定程度省人化できます。監視対象となる設備がはっきりと映るようにネットワークカメラを設置し、その映像を本社や現場の関連会社から確認する流れです。

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機器を映像監視した上で、故障などがあった際には現地に駆け付けしつつ、他の施設の機器には問題が無いか遠隔で確認可能です。また映像で振り返ることで故障の発生タイミングの特定も可能です。

遠隔監視を導入する際のポイント

遠隔監視を導入する際には、まず監視を「センサーで行うのか」「ネットワークカメラで行うのか」「センサーとカメラを両方採用するのか」を考えましょう。どこに何台、カメラやセンサーを設置するかによって、遠隔監視を導入する際にかかる費用が大きく変わります。

たとえば介護施設に導入する場合、
・共用部分や出入り口にはネットワークカメラを設置して夜間徘徊やトラブルの監視
・要介護の方の個室の出入り口やベッドにはバイタルセンサーと人感センサーを設置
といったパターンが考えられます。

また遠隔監視で異常やトラブルを検知した際に、「誰が」「どのような手順で」駆け付けを行うのかも検討しておきましょう。センサー技術やネットワークカメラは遠隔監視を実現しますが、監視によって異常を発見した場合にはやはり人間による駆け付けが必要なためです。

まとめ

今回は各種設備の点検や監視、モニタリングを「遠隔監視」で行うメリットや主な用途、導入時のポイントなどを解説しました。
実際に遠隔監視を導入する場合は、センサーやカメラを「どこに何台導入するのか」「どのモデルの機器を選ぶのか」などによって大きく見積もりが異なります。またどの機器を何台設置すべきか、といった点には監視に関する専門知識も必要となります。

もしネットワークカメラによる遠隔監視を導入したいと考えているものの、具体的な機器選定や「何台設置すればいいのか」に悩んでいる場合は、ぜひ弊社ネットワークカメラサービス「キヅクモ」にお気軽にご相談ください。専門知識を持つスタッフが、無償で導入にあたってのご相談にお応えします。

なお、キヅクモブログでは、オフィスへの防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「オフィス向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
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本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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