防犯カメラで遠隔監視!仕組みやメリットを事例と紹介
店舗やオフィスの安全を維持するために、防犯カメラを導入している企業は多く存在します。防犯カメラは設置しているだけで犯罪抑止になる他、トラブルがあった際に録画した映像を見返すことで、問題解決に繋がるなどのメリットがあります。
しかし、複数の店舗を運営していたり、事業所を全国に展開している企業は、何か問題が起こった際に、わざわざ現地まで足を運び録画映像を見返すとなると解決までに時間がかかってしまいます。
そんな課題も、防犯カメラで遠隔監視することで効率的に現場の状況を把握しやすくなり、解決できます。
そこで今回はネットワークカメラサービス「キヅクモ」が、防犯設備士監修の上で、防犯カメラの遠隔監視の仕組みやメリット、導入事例を紹介します。
なお、キヅクモブログでは、オフィスへの防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「オフィス向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
自社に最適な防犯カメラの種類や料金を知りたいとお考えの方は、是非ダウンロードしてご活用ください。
防犯カメラの遠隔監視とは?
従来の防犯カメラは、カメラを設置している店舗やオフィスに、録画映像を確認するモニターも設置されており、リアルタイムの映像や、過去の映像を巻き戻して見る場合、現地で直接確認するといった認識をお持ちの方も多いかと思います。
防犯カメラを活用して遠隔監視できるようになれば、いつでも離れた場所から現場の状況を確認することができます。
防犯カメラの遠隔監視の仕組み
まずは防犯カメラを活用した遠隔監視の仕組みを解説します。
図のように、防犯カメラで遠隔監視するためには、インターネット回線を経由しておこないます。すなわち、インターネットに接続する「ネットワークカメラ」を選択しましょう。
店舗やオフィスに設置した防犯カメラの録画映像はインターネットを経由し、NVR(ネットワークビデオレコーダー)やクラウド、SDカードなどに保存されます。保存された録画映像を同じく遠隔地からもインターネットを経由しお使いのパソコンやスマホで確認することができます。
防犯カメラで遠隔監視するために必要なもの
防犯カメラで設置場所を遠隔監視するためには、インターネットを経由しておこなうことが分かりました。この章では、遠隔監視に必ず必要なものと、あると便利なものに分けて紹介します。
遠隔監視をするために必ず必要なもの
- 防犯カメラ本体(ネットワークカメラ)
- インターネット環境
- パソコンやスマホ
- NVR、クラウド、SDカードなど
遠隔監視をするためにあると便利なもの
- LANケーブル
- PoEハブ
- モニター
ネットワークカメラは無線Wi-Fiでも利用できますが、速度やラグがあるなどの課題がある場合はLANケーブルから通信することで改善される場合があるので、試してみてください。
また、複数のカメラ台数を設置したり、カメラの設置場所の近くに電源がない場合などはPoEハブを利用することで一度に多くの給電や通信ができたり、設置できる範囲を自由に選べるようになります。
最後に、モニターです。遠隔監視する側は特に必要ありませんが、現場にいるスタッフや従業員とリモートで録画映像を確認する際など、両者が確認しやすくなるという点ではあると便利なものと言えるでしょう。
遠隔監視が注目される理由
遠隔監視は工場などの設備の点検業務の省人化といった観点で、2025年現在、強い注目を集めています。より詳しく「遠隔監視が注目されている理由」を見ていきましょう。
製造業やメンテナンス業の人手不足
製造業などでは慢性的な人手不足が続いています。たとえば国内の製造業就業者数は2002年の1,202万人から、2019年には1,063万人へと減少。およそ20年間で11.6%、人手が減ったことを意味します。そのため「タンクの水位の確認」「倉庫の温度の確認」といった点検作業や管理作業を省人化し、より技術的な難易度が高い業務や人手を要する業務に人員を集中させたいというニーズが生じています。
ネットワークカメラやセンサーなどデバイスの発展
カメラやセンサーなどのデバイスが高性能化しており、なおかつデバイスの単価も安くなったことも遠隔監視が注目を集める要因の1つです。仮に高価なデバイスであっても、サブスクリプションなどによって導入しやすい価格帯のプランが各社から多く登場しています(※実際の利用価格は導入する端末及び設置台数によって大きく変わります)。
よって工場施設や店舗など事業者側にとって、遠隔監視が比較的気軽に導入できるようになりました。そのため「タンクの水位の確認」「倉庫の温度の確認」といった点検作業や管理作業を省人化し、より技術的な難易度が高い業務や人手を要する業務に人員を集中させたいというニーズが生じています。
遠隔監視のメリット
企業や店舗で遠隔監視するメリットは様々です。特に責任者やマネージャーの方は、メリットを理解していただくことで、活用のイメージがつくかと思います。
トラブルに迅速に対応できる
店舗や企業で起こりうるトラブルとして営業時間外の不法侵入や盗難、お客様や従業員同士のトラブルなど様々です。トラブルが起こった際に現場の近くにいなくても、防犯カメラを活用して遠隔監視をすることで、現場のスタッフへ的確な指示出しができたり、後からトラブルに気づいた際にも、現場へ向かうことなく当時の状況をすぐに確認することができます。
人件費の削減
遠隔監視をおこなうことで、人件費の削減にもつながります。例えば、24時間営業の店舗に設置することで、来客の少ない深夜帯は無人営業にするなどの対応が可能になります。複数の店舗を遠隔地から一元管理することで、スタッフの数を減らせます。
複数拠点を一元管理で業務効率化
複数の店舗や営業所を統括しているマネージャーや責任者の方は、定期的な巡回などで事務作業が進まない、現場責任者とのコミュニケーションだけでは、現場や従業員の状況を把握しきれないなどの課題があるかと思います。
遠隔監視ができればリアルタイムで現場の混雑状況や従業員の働き方、お店のレイアウトを離れていても確認することができるので、巡回の回数を減らし他の作業に当てることも可能です。
【具体例】遠隔監視の主な用途
遠隔監視の用途の例をより具体的に、いくつか見ていきましょう。
設備機器の点検
ネットワークカメラを使うことで、工場や建設現場の機器や各種設備の点検を一定程度省人化できます。監視対象となる設備がはっきりと映るようにネットワークカメラを設置し、その映像を本社や現場の関連会社から確認する流れです。
機器を映像監視した上で、故障などがあった際には現地に駆け付けしつつ、他の施設の機器には問題が無いか遠隔で確認可能です。また映像で振り返ることで故障の発生タイミングの特定も可能です。
危険区域や私有地への侵入対策
店舗のバックヤードや公共施設の入退場時間が限られている場所、関係者以外の立ち入りを制限したい場合に出入り口の付近に防犯カメラを設置し遠隔監視することで、その場にいなくても人の出入りを確認することができます。
また、近年農場の野菜を荒らしたり窃盗するなどの事件が増えていますが、夜間に侵入された場合も遠隔監視することで被害を受けないよう対策ができます。
ネットワークカメラを提供する「キヅクモ」は遠隔監視ができる他、人を検知して通知をしたり、カメラから警報音を出すことで注意喚起ができる機器などがございます。また、提供している全てのカメラが夜間でも鮮明に撮影できるナイトビジョンを搭載しています。
遠隔監視の導入事例
ネットワークカメラサービス「キヅクモ」は、録画データはクラウドやNVRに保存され、スマホやパソコンから遠隔監視ができます。
カメラ台数や拠点が増えても1つのアカウントで監視できるなどの管理のしやすさから、多くの企業様に導入いただいております。
株式会社フィナンシャルクリエイト様
株式会社フィナンシャルクリエイト

業種 | 金融 |
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導入目的 | 無人受付の防犯対策遠隔での店舗の状況確認 |
課題 | 防犯対策遠隔管理省人化 |
導入の決め手
・カメラの設置が手軽だったから
・映像が残ることにより、受付前の店舗に入ってくるお客様の履歴を確認できるから
導入結果
・無人での受付時間を設置することができた
・今までであれば店舗にいなければいけなかったが、本社で出来る業務時間が増えた
導入機種

- 屋内用Wi-Fiカメラ ADC-V523
- ADC-V523は、画質を向上させるハイダイナミックレンジ(HDR)を提供する屋内用Wi-Fiカメラです。これにより、カメラ映像がより鮮明となります。
主に金融業界のコンサルティングを実施している株式会社フィナンシャルクリエイト様は、キヅクモカメラの導入によってお客様の受付業務の一部を無人で対応することが可能になり、今まで店舗へいた時間を本社の業務時間にあてることで効率的に作業できるようになりました。
工事不要で簡単に設置ができるカメラの取り扱いがあったことも導入の決め手となっております。
株式会社モルゲン様
株式会社モルゲン

業種 | 建設 |
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導入目的 | 事務所への人の出入りの確認工事現場への人の出入りの確認工事現場の遠隔管理 |
課題 | 遠隔管理業務効率化入退室管理防犯対策遠隔管理省人化 |
導入の決め手
・画質がきれいで見やすい
・映像が簡単に見れて使いやすい
・工事現場でも活用できるから
導入結果
・工事現場、事務所の出入りの監視が可能になった
・人の出入りの場面がクリップ動画として残るため後から映像を確認するのが簡単
・現場にいなくても現場状況が遠隔で確認できるようになった
導入機種

- 屋内用Wi-Fiカメラ ADC-V523
- ADC-V523は、画質を向上させるハイダイナミックレンジ(HDR)を提供する屋内用Wi-Fiカメラです。これにより、カメラ映像がより鮮明となります。

- 屋外用Wi-Fiカメラ ADC-V723
- ADC-V723は、117°の水平画角、IRナイトビジョンを搭載し、さまざまな屋外環境に対応するように設計された屋外用Wi-Fiカメラです。どこに取り付けても、なめらかでスタイリッシュなデザインは見栄えがします。
建設業を運営する株式会社モルゲン様は、工事現場、事務所のどちらにもキヅクモカメラを設置いただき、キヅクモカメラの特徴である人を検知した際に録画をするクリップ動画で、人の出入りの管理がしやすくなりました。
現場にいなくても状況の把握ができるようになり、効率的に監視しています。
株式会社WILBY様
株式会社WILBY

業種 | サービス |
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従業員数 | 50~100名未満 |
導入目的 | 防犯対策 |
課題 | 防犯対策遠隔管理現場の状況把握遠隔管理業務効率化入退室管理防犯対策遠隔管理省人化 |
導入の決め手
・高価な撮影機材などを置いているので、防犯を強化するため
・遠隔でスタジオの状況が確認できるため
・カメラ映像の振り返りも容易に行えるため
導入結果
・撮影スタジオの防犯を強化することができた
導入機種

- 屋内用Wi-Fiカメラ ADC-V523
- ADC-V523は、画質を向上させるハイダイナミックレンジ(HDR)を提供する屋内用Wi-Fiカメラです。これにより、カメラ映像がより鮮明となります。
業務で撮影スタジオを利用する株式会社WILBY様は、高価な撮影機材などをスタジオに置いているため、キヅクモカメラを設置することにより防犯対策が強化されました。
遠隔でいつでもスタジオの状況が確認できるため、安心感を持っていただけています。
遠隔監視を導入する際のポイント
遠隔監視を導入する際には、まず監視を「センサーで行うのか」「ネットワークカメラで行うのか」「センサーとカメラを両方採用するのか」を考えましょう。どこに何台、カメラやセンサーを設置するかによって、遠隔監視を導入する際にかかる費用が大きく変わります。
たとえば介護施設に導入する場合、
・共用部分や出入り口にはネットワークカメラを設置して夜間徘徊やトラブルの監視
・要介護の方の個室の出入り口やベッドにはバイタルセンサーと人感センサーを設置
といったパターンが考えられます。
また遠隔監視で異常やトラブルを検知した際に、「誰が」「どのような手順で」駆け付けを行うのかも検討しておきましょう。センサー技術やネットワークカメラは遠隔監視を実現しますが、監視によって異常を発見した場合にはやはり人間による駆け付けが必要なためです。
まとめ
今回は防犯カメラを活用して「遠隔監視」する仕組みやメリット、導入時のポイントなどを解説しました。
実際に遠隔監視を導入する場合は、カメラを「どこに何台導入するのか」「どのモデルの機器を選ぶのか」などによって大きく見積もりが異なります。またどの機器を何台設置すべきか、といった点には監視に関する専門知識も必要となります。
もしネットワークカメラによる遠隔監視を導入したいと考えているものの、具体的な機器選定や「何台設置すればいいのか」に悩んでいる場合は、ぜひ弊社ネットワークカメラサービス「キヅクモ」にお気軽にご相談ください。専門知識を持つスタッフが、無償で導入にあたってのご相談にお応えします。
なお、キヅクモブログでは、オフィスへの防犯カメラ導入にお困りの方に向けて「オフィス向けの防犯カメラの選び方資料」を無料で配布しています。
自社に最適な防犯カメラの種類や料金を知りたいとお考えの方は、是非ダウンロードしてご活用ください。
効率的に遠隔監視をしたいなら「キヅクモ」
「キヅクモ」は、遠隔地から店舗やオフィスの安全を管理するのにおすすめネットワークカメラサービスです。「キヅクモ」は、スマートフォンやパソコンなどを通じて、どこからでも複数の場所の映像を簡単にチェックできます。また、人、車、動物などを自動で識別し、重要なイベントを即座にクリップ動画として保存することもでき、指定したルールに基づいて撮影されたクリップ動画をタイムリーに通知することで、監視効率を大幅に向上させます。世界60ヵ国以上、1,000万拠点で導入実績のあるAlarm.com社のソリューションを採用し、安心のセキュリティサービスとして、高い信頼性を誇っています。遠隔監視を効率的かつ手軽におこないたい方にとって、「キヅクモ」は最適な選択肢になると思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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