屋外用の常時録画防犯カメラの選び方!防水、広角、電源不要のモデルなどを解説
本記事では、屋外用の常時録画防犯カメラを選ぶ際の具体的なステップをご紹介します。防水・防塵、広角カバレッジ(撮影範囲)、電源不要などの要素を考慮して、屋外に設置するのに最適な防犯カメラを見つけましょう。
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防犯カメラの常時録画(24時間録画)の特徴
資材や商品の保護、従業員の安全、そして防犯対策は、どの企業にとっても避けて通れない課題です。この課題に対し、防犯カメラの常時録画機能は、企業の安全を確保する上での強力な対策となります。この章では、常時録画が企業のセキュリティに与える影響とその特徴について解説します。トラブルを未然に防ぐことはもちろんのこと、トラブルが発生したとしても落ち着いて対処できるように準備しましょう。
そもそも常時録画って必要?
防犯カメラを設置する際、常時録画は非常に重要です。一般的には特定の商品を監視したり、従業員の安全を確保するためです。万が一、犯罪が起こってしまったら、常時録画をしていないと肝心な犯罪の証拠や犯人の顔を確認できないことがあります。録画した映像は記憶媒体に保存されますので、事件やトラブルの発覚が遅れてしまっても録画データをふりかえることができます。
常時録画のメリット
前述した通り常時録画は、監視と証拠を保管する観点から大きなメリットがあります。防犯カメラが24時間体制で録画をおこなうことにより、オフィスや店舗、工場などの監視が徹底され、安心感が高まります。防犯カメラを選ぶ際は、常時録画機能を備えた商品を選び、安全な環境作りに努めましょう。
常時録画のデメリット
常時録画には、記憶媒体の容量の問題やプライバシーの問題など、いくつかのデメリットがあります。24時間連続して録画をおこなうと、録画データの容量が膨大になり、SDカード等の記録媒体の容量がすぐに上限に達してしまう可能性があります。また、常時録画は文字通り常に録画をおこなっているので撮影対象者のプライバシーに関わる問題を引き起こすこともあります。これらの点を考慮し、防犯カメラの設置を検討する際は、記録媒体の容量やプライバシー保護の対策をおこないましょう。
常時録画がおすすめのシチュエーション
常時録画が特におすすめされるシチュエーションは、重要な商品の監視や、セキュリティが求められる場所です。たとえば、貴重品を扱う店舗や、さまざまな人が出入りするエリアでは、24時間の監視が安全を確保する上で非常に重要です。また、人が不在の夜間に録画することで、犯罪の抑止に大きく貢献します。これらのシチュエーションにおいては、常時録画機能付きの防犯カメラを選ぶことが、安心と安全の確保につながります。
防犯カメラで常時録画をする時の注意点と対策
常時録画機能を備えた防犯カメラは、企業の安全を守る上で極めて有効ですが、その設定や管理には注意が必要です。この章では、企業が防犯カメラで常時録画をおこなう際に留意すべき点と、それに対する具体的な対策を解説します。
注意点①:屋外に設置する場合
屋外に防犯カメラを設置する際、雨、雷、粉塵、直射日光、衝撃やイタズラなどに注意が必要です。雨や雷は防犯カメラの故障を引き起こす可能性があり、粉塵はレンズや内部部品の汚れや損傷の原因となります。直射日光はカメラの過熱を引き起こし、映像の品質を低下させる可能性があります。さらに、衝撃やイタズラによる物理的な損害も懸念されます。これらの環境要因は防犯カメラの性能に悪影響を及ぼすため、これから導入する防犯カメラはこれらの状況に対応するものであることが重要です。
対策①:防水防塵・衝撃耐性のある防犯カメラを選ぶ
屋外の厳しい環境下でも常時録画を実現するためには、耐久性の高いカメラを選ぶことが必要です。耐久性が高いカメラは価格が高い場合もありますが、設置場所や用途に合わせて選択をしないとすぐに壊れてしまい、かえって費用が掛かってしまうこともあります。耐久性の指標としては、動作温度範囲が広いこと、高い防水・防塵性を持つこと、耐衝撃性が確保されていることが挙げられます。また、雷対策として適切な電源保護機能を有するカメラを選ぶことも重要です。これらの要素を考慮してカメラを選ぶことで、屋外環境における防犯カメラの長期的な性能維持に努めましょう。
注意点②:映像の上書き
常時録画機能を備えた防犯カメラでは、容量不足による映像の上書きに注意しましょう。容量がいっぱいになると、カメラは古いデータを上書きして最新の映像を保存します。これにより、高画質で24時間録画をおこなってしまうと短期間で映像が消えるリスクが生じます。肝心な時に映像が見返せないと、防犯カメラを設置した意味が薄れてしまいます。
対策②:余裕をもって容量と保存方法を決める
録画映像が上書きされてしまう問題に対処するため、記憶容量は余裕を持って選びましょう。常時録画では大量の録画データが保存されるため、録画データが上書きされないように確実にデータを保存できる容量を確保する必要があります。データの上書きを避けるため、記憶容量が多いHDDやSSDなどのレコーダーを使用したり、クラウドに録画データが保存される方法を試みましょう。圧縮する方式にもよりますが、30日以上の保存期間が想定される場合は1TB以上確保しておくと安心でしょう。録画データの保存方法にはHDD/SSD、SDカード、クラウド、HDD/SSDとクラウドを組みあせたハイブリッドなど複数のタイプがあり、それぞれの方法には長所と短所があります。たとえば、HDD/SSDは大量のデータを保存できますが、物理的な破損のリスクがあります。一方、クラウド保存は外部からのアクセスが可能で、物理的なスペースを取りませんが、録画データを確認するにはインターネット環境が必要です。使用状況や目的に合わせて、適切な容量と録画データの保存方法を選択しましょう。
注意点③:映像データの容量
常時録画をおこなう防犯カメラでは、前述した通り映像データの容量が大きな課題です。では具体的に何に気を付けるべきなのでしょうか。まず確認して頂きたいのは解像度とフレームレートです。解像度とフレームレートは映像データの容量に大きな影響を与えます。高解像度の映像は鮮明で詳細が捉えられますが、容量が大きくなりがちです。解像度を低くすると容量は小さくなりますが、不審者の顔など重要な映像が確認できなくなるリスクがあります。フレームレートが高いと動きが滑らかになりますが、容量が増加するため、録画期間が短くなる可能性があります。これらのメリットとデメリットを理解し、適切に調整することで、映像の質とデータ容量のバランスをとることが重要です。
対策③:解像度やフレームレートなど調整する
映像データの容量調整には、解像度やフレームレートの設定が効果的です。解像度を下げることで、データ容量を抑えつつ必要な情報を撮影することが可能です。また、フレームレートを設定することで、映像の滑らかさとデータ容量のバランスを取ることができます。さらに、H.264やH.265+などの圧縮方式を利用することで、同じ解像度やフレームレートでもデータ容量を削減することができます。これにより、限られたストレージ容量の中でもより長期間の映像を保存することが可能になります。また、動体検知機能を活用することで、映像の必要な部分だけを録画し、無駄なデータの蓄積を減らすことも一つの方法です。これにより、効率的な防犯カメラ映像の管理・運用ができます。しかし動体検知は常時録画ではないのでその点には注意しましょう。
まとめ
防犯カメラの常時録画は、犯罪抑止や証拠としての役割を果たし商品や資材の監視やオフィスの安全の確保に不可欠です。また常時録画による監視は従業員の安心感を高めることに貢献しています。しかし、常時録画には録画映像の上書きや、不特定多数が閲覧出来る場所にデータを保存しないようにプライバシーへの配慮、防水防塵・衝撃耐性を備えたメンテナンスなどには注意しましょう。
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