後悔しないために確認すべき防犯カメラのデメリットとその対策
本記事では、「防犯カメラのデメリットについて抜け漏れなく確認したい」、「防犯カメラのデメリットに対する対策ってあるのかな?」そんな悩みや疑問を抱えた方へ向けて「後悔しないために確認すべき防犯カメラのデメリットとその対策」についてご紹介します。
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防犯カメラのデメリットと対策
近年、防犯対策として多くの場所に防犯カメラが設置されています。確かに、犯罪の抑止、事件発生の原因や犯人と思わしき人物の情報を集めるうえで防犯カメラは役立ちます。一方で、防犯カメラには意外と知られていないデメリットが存在します。防犯カメラのデメリットを知らないと、トラブルが発生した時に前もって調べておけばよかったと後悔してしまうことになります。具体的には、個人情報のリスク、防犯カメラが与える人々へのプレッシャー、導入の手間やコストなど、さまざまな面での課題が挙げられます。本記事では、これらのデメリットを具体的に解説し、それに対する効果的な対策を紹介します。
デメリット①:必ず犯罪を抑止できるわけではない
防犯カメラを導入することで犯罪が必ず抑止されるとは限らないことを再認識しましょう。犯罪者が防犯カメラの存在を認知していても、カメラの死角を利用したり、顔を隠したりして犯行に及ぶ事例はたくさんあります。あくまでも防犯カメラは犯罪の抑止と人物を特定する際のサポートをしてくれるツールです。防犯カメラを設置しただけで安心しきってしまうことがないように後述していく対策についても確認しておきましょう。
対策:アラームなどを併せて設置する
では、必ず犯罪を抑止できるわけではないというデメリットに対して、どのように対策をすれば良いのでしょうか。解決策としてはアラームなどを併せて設置することがおすすめです。
アラームは不正侵入や窃盗などの犯罪が発生した際に、周囲に警告音を鳴らし、犯罪者の行動を妨害する効果があります。その他にも人感センサーやAIを活用した動体検知機能で管理者に通知を飛ばすなどの対策もあります。また、もし予算があれば、警備員を配置することで犯罪を抑止する効果は充分に見込めます。このように防犯カメラだけでなく総合的な対策をとることで、より安心して施設を利用できる環境を作りましょう。
デメリット②:必ず犯人を特定できるわけではない
防犯カメラが設置されていても、犯人を絶対に特定できるとは限りません。犯人が顔を隠している場合や映像が不鮮明な場合は特定が難しいことがあります。たとえば夜間に店舗に侵入した窃盗犯が、顔をマスクや帽子で隠していた場合、防犯カメラの映像からは特定が困難かもしれません。ですので、犯人特定の確率を高めるための追加対策を取り入れましょう。
対策:AI画像分析ができる防犯カメラをつける
犯人を特定する確率を少しでも高めるために、AI画像分析ができるカメラを導入することをおすすめします。AI画像分析とは、撮影した映像を解析し、人や物の動きを自動で検出・識別する技術のことです。たとえば、店舗の侵入禁止エリアや施錠した夜間の店舗に人が立ち入った場合、管理者にスマホやPCに通知することが可能です。AI画像分析ができる防犯カメラを導入し、犯人特定の確率を高めましょう。
デメリット③:死角が存在する
防犯カメラは全ての場所を完璧に監視しているわけではありません。一つのカメラが持つ視野の制限や設置場所の制約から、監視しきれない箇所、いわゆる「死角」が必ず存在します。建物の角や柱の影、高い位置にある窓などがカメラの死角となりうる場所です。これらの死角をなくすための対策を講じましょう。
対策: 複数台設置する
死角を無くすための有効な対策として、複数台の防犯カメラを設置するか広角の防犯カメラを導入することをおすすめします。たとえば、建物の四隅にカメラを設置することで、建物全体の監視を効果的におこなうことができます。また、広角レンズの防犯カメラを利用することで、2台必要だった防犯カメラを1台で済ませることもできます。死角をなくすために、適切な配置と台数を決めて防犯カメラを設置しましょう。
デメリット④:導入・運用の費用が発生する
防犯カメラの導入には、初期費用や維持費、運用費用などが発生します。具体的にはカメラ本体、記録媒体の購入費、設置工事費、定期的なメンテナンスやデータの保存といったコストなどがあげられます。高性能なカメラや長期の映像保存を希望する場合、それだけ初期費用や運用費用が増加します。そのため、コストを抑える計画が必要です。
対策:コストのシミュレーションをおこなう
シミュレーションにより、必要な機能や期待する性能に合わせて最適なカメラの選定や運用計画を立てることができます。必要な映像の保存期間や解像度、カメラの台数などを考慮して、総コストを算出することができます。予算内で最適な防犯カメラを導入するために、しっかりとコストのシミュレーションをおこないましょう。
デメリット⑤:個人情報の取り扱いがリスクになる
防犯カメラの映像は、不適切に取り扱われると、個人情報の漏洩のリスクとなります。なぜなら映像に映っている人物の顔や行動などが、個人の特定に繋がる情報となるためです。具体例として、防犯カメラの映像が第三者に不適切に閲覧されたり、外部に流出することで、映像内の人物のプライバシーが侵害される恐れがあります。したがって、適切な管理と取り扱いが必要なのです。
対策:自治体や個人情報保護委員会のガイドラインを確認する
個人情報の取り扱いに関しては、自治体や個人情報保護委員会が定めたガイドラインを遵守することが重要です。これらのガイドラインでは、映像の保存期間や管理方法、第三者への提供の禁止など、具体的な取り扱いの方法が明記されています。たとえば、映像データは一定期間経過後に削除する、閲覧可能な者を限定するなどの措置があります。防犯カメラの映像を適切に管理し、リスクを最小限に抑えるためにも、ガイドラインを確認しましょう。
参考:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)
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デメリット⑥:お客様や社員に監視されてるプレッシャーを与えてしまう
防犯カメラが設置されている環境は、お客様や社員に監視されているというプレッシャーを与えることがあります。たとえば、防犯カメラが設置された店舗の待合室や飲食店などが該当します。プレッシャーを与えてしまうことで居心地の良い空間ではなくなってしまう可能性があります。このような状況を改善するためにも防犯カメラの種類や台数、設置場所によっては意図せず威圧感を与えてしまっている可能性があるということを忘れないようにしましょう。
対策: 威圧感の少ない防犯カメラを選ぶ
威圧感を感じさせないためには、形や色、サイズなど、人々が気になりにくい防犯カメラを選択することが効果的です。例えば、コンパクトでシンプルなドーム型の防犯カメラや、周囲の内装に溶け込むような色合いの防犯カメラなどを選ぶと、目立ちにくくなります。待合室のようなスペースは人々が快適に過ごせる空間を作るために適した防犯カメラを選びましょう。
デメリット⑦:導入や設置、メンテナンスに時間がかかる
防犯カメラの導入や設置、そしてメンテナンスには、予想以上に時間と労力がかかることがあります。その理由として、防犯カメラを設置する適切な場所の選定やカメラの角度の調整、映像の確認という作業が必要だからです。具体例を挙げると、設置場所の選定で対象物の監視をするときに何度も位置を変更したり、映像が不鮮明であれば再調整が必要となるなどの手間があります。
対策:業者に依頼する
効率的かつ適切に防犯カメラを導入するためには、専門業者に設置やメンテナンスを依頼することがおすすめです。専門業者は、適切な場所の選定やカメラの設定、後のメンテナンスに関する知識や経験を持っています。たとえば、最適な視野角でカメラを設置したり、映像の品質を保つための定期的なメンテナンスをおこなうなどのサポートを受けることができます。安心して防犯カメラの運用を始めるために、専門業者に依頼しましょう。
まとめ
防犯カメラは私たちの生活に安全をもたらす重要なツールですが、その導入や運用には様々なデメリットが伴います。しかし、前述してきた対策をすることで、これらの課題は解決できます。防犯カメラの効果を最大限に発揮させるためには、防犯カメラのデメリットを理解し、それに対する対策をしっかりと講じることが不可欠です。本記事を通じて、より安全で快適な生活空間の実現に役立てていただければ幸いです。
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