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公開日更新日 設置・工事

スマートロックが取り付けられない?設置時の注意点やよくあるトラブルの解決方法

店舗やオフィスのセキュリティ対策、防犯対策の一環として「スマートロック」の導入を検討しているオーナー様や管理者の方は多いでしょう。
スマートロックを導入することで、スマートフォンや交通系ICカードなどを鍵の代わりとしてドアの施錠・解錠ができ、鍵の解錠や施錠状態の確認などもしやすくなります。
一方でスマートロックは、残念ながら「取り付けできない」ドアもあります。また設置前・設置後にはスマートロック特有のトラブルが発生するケースもあります。

目次

今回はスマートロックの設置時の注意点やよくあるトラブルの解決方法を解説します。

スマートロックが取り付けられない?設置時の注意点

image1.pngスマートロックの設置時によくあるトラブルとしては、そもそも「設置ができない」「取り付けられない」というものです。スマートロックの取り付けができないドアもあるほか、賃貸オフィスや店舗の管理会社によって設置を拒否されてしまうケースもあります。1つ1つ見ていきましょう。

【1】ドアノブやサムターンとの相性:後付けできないドアもある

スマートロックとは玄関錠に専用機器を取り付けることで、スマホアプリやICカードなどを物理的な鍵の代わりとして、鍵の開け閉めや確認ができる仕組みです。
専用機器の取付方法には、玄関錠そのものを交換する方法と「後付け」の2パターンがあります。
玄関錠そのものを交換する方法は「シリンダー交換」「穴あけ工事」の2パターンが代表的です。この場合、既にある玄関錠を交換することになるため設置面を比較的問いません。ただし工事が大掛かりになりやすいです。
一方で後付けの場合は、既にあるドアノブやサムターンとの相性次第で設置できないケースもあります。

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設置面がフラットなドアは、スマートロックの専用機器の後付けが可能です。ドアノブがあるドアや、溝があるドア、プッシュプルハンドルのドアなどには取り付けができないケースが多いため注意しましょう。
より具体的には、シリンダー及びサムターン周辺のスペースにドア枠などがあるかないかが重要です。

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扉を閉めた状態でシリンダーおよびサムターン周辺のスペースに干渉物(ドア枠、ハンドル、ドアガード、装飾物など)がなく扉面が平らであることを確認してください。

【2】GPSが受信しにくい場所では動作が不安定になることも

多くのスマートロックは、ドアの施錠・解錠にGPS機能を使用しています。よってGPSが受信しにくい場所では動作が不安定になりやすく「スマホアプリで認証してもドアが開かない」といった事象が起きることがあります。
「GPSが受信しにくく、スマートロックの動作が不安定になる場合がある」場所の例としては以下が挙げられます。

  • 鉄筋コンクリートの建物
  • 屋内廊下(内廊下)
  • 高い建物に囲まれた「谷間」の場所

上に該当する場所にスマートロックを設置したい場合は、普段使用しているGPS機能を用いたスマホアプリの精度をチェックしてみるのも良いでしょう。たとえばマップアプリの精度が、自社の店舗が位置する鉄筋コンクリートの建物内部では著しく落ちるといった場合には、設置が向いていないかもしれません。

【3】物件が賃貸の場合は取り付けがNGの場合も

物件が賃貸の場合、オフィス、店舗、住宅などを問わず、スマートロックの取り付け自体が「退去後の原状回復が困難である」と判断されてNGとなってしまうケースもあります。賃貸の場合は、管理会社にもスマートロックの取り付けの可否について事前に確認することをおすすめします。

スマートロックの設置前・設置後によくあるトラブルと対処法

「スマートロックが取り付けできない」というのは、スマートロックの設置前に起きるトラブルの典型例です。その他にもスマートロックの設置前後には、特有のトラブルが起きることがあります。3つほど、例を見ていきましょう。

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【1】スマートロックが取り付けできない

ここまで解説してきた通り、スマートロックはそもそも「取り付けできない」ことがしばしばあります。
「取り付けできない」トラブルは設置前の調査を綿密に行うことで回避できます。弊社スマートロックサービス「キヅクモスマートロック」では、スマートロックの取り付け前の調査段階から実際の見積もりまで幅広くスマートロック設置に関する相談に対応しています。
相談は無償のため、お気軽にお問い合わせください。

キヅクモスマートロックの詳細はこちら

【2】スマートロックで締め出される

スマートロックの機能の一つ【自動施錠機能(オートロック)】を利用することで、自身やスタッフが「締め出されてしまう」こともあります。締め出されてしまった場合、他のスタッフに助けを求めるか、万が一の場合には鍵屋さんや管理会社に対応してもらわない限り、扉を開けることができません。
「締め出されてしまう」もっともよくある原因が、鍵を屋内に置いたまま施錠されてしまうインキーです。スマートロックも「」なので、スマホアプリで開け閉めする場合はスマートフォン、カードキーならばカードが必須です。
たとえばスマホで開け閉めする場合、「ちょっと近くのコンビニに買い出しに行こう」と席を外した際にスマホを忘れたら、そのままインキ―してしまうことがあります。
スマホで開け閉めする場合、スマホを常に持ち歩くように意識づけをしつつ、ICカードや暗証番号でも施錠・解錠できるようにスマートロック設置時に設定しておくのも1つの手です。

【3】スマートロックで鍵が閉まらない

スマートロックの鍵が閉まらない場合、本体の電池切れ、もしくはスマートロック本体がドアから外れてしまった可能性があります。
本体が電池切れになった場合、アプリやICカードで鍵の認証ができなくなるため、自身やスタッフらが締め出されてしまうリスクがあります。本体の電池残量はこまめにチェックすることが必要です。
またスマートロック本体がドアから外れてしまった場合、電池切れと同様に鍵の認証はできません。鍵が閉まらず、本体がドアから外れていることが疑われる場合、緊急的な対応を鍵屋さんや管理会社に依頼する必要があるかもしれません。

スマートロックの設置前・設置後のトラブルを防ぐ予防策

スマートロックの設置前・設置後によくあるトラブルは、いくつかの対策を事前に行うことで予防することもできます。
以下の対策を事前に行ったうえで、なおかつ管理会社や近隣の鍵屋さんの連絡先も把握しておくと良いでしょう。物理的な鍵の紛失時などと同様に、スマートロックの故障時に連絡するケースがあるためです。

アプリ、ICカード、暗証番号など複数の施錠・解錠方法を用意する

まずスマートロックの設置時に、複数の施錠・解錠方法を用意しておくことをおすすめします。たとえばスマホアプリでの施錠・解錠をメインで行うとしても、サブの方法としてテンキー(暗証番号)やICカードなども利用できるようにしておくことがおすすめです。

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スマホアプリ以外にICカードなども利用可能にしておくことで、スマホをインキ―してしまっても、ICカードが手元にあれば開け閉めができるためです。

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弊社スマートロックサービス「キヅクモスマートロック」の場合、アプリに加えて、ICカードと暗証番号を施錠・解錠方法として設定できます。ICカードは1つのスマートロックに対して100枚まで、暗証番号は9種まで登録できます。

スマートフォンの設定もチェックしておこう

スマホアプリで施錠・解錠を行う場合、誤ってスマートフォンを機内モードにしていたり、Bluetooth機能をオフにしているとスマートロックとの通信ができず、操作ができません。またスマートフォンに不具合がある場合や、本体の発熱によって一時的に動作が安定しない場合もあります。その場合は本体を再起動したり、時間を置いてから再度操作することで動作が元通りになることもあります。

結局、スマートロックは導入すべき?メリットとデメリット

ここまでに解説してきた通り、スマートロックには「取り付けができないドアもある」「締め出されてしまうリスクもある」といった注意点があります。すると改めてスマートロックの導入メリットとデメリットを比較したうえで、自社のオフィスや店舗に導入するかを決めたい方も多いのではないでしょうか。
最後に基本的なスマートロックのメリット、デメリットを紹介します。
なお実際に導入すべきか否かは、導入する先が「オフィスなのか、店舗なのか」や「導入目的」によっても異なります。より詳細に相談したい方は、弊社スマートロックサービス「キヅクモスマートロック」までお気軽にお問い合わせください。

スマートロックのメリット

スマートロックを導入することで、スマホアプリやICカードを利用してオフィス、店舗の鍵の施解錠が可能です。 物理的な鍵の差し込みが不要となるのはもちろん、「鍵を閉め忘れたかどうか」が後から気になっても、遠隔で鍵の開け閉めの状態が確認できます。

また弊社スマートロックサービス「キヅクモスマートロック」の場合、防犯カメラと連動することで、誰が施解錠したのかを映像でも確認できます。

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物理的な鍵では確認しづらい「誰が鍵を開け閉めしたのか」ということまで、細かくチェックできるためセキュリティ対策として非常に優れています。

スマートロックのデメリット

スマートロックのデメリットとしては、これまでにも解説してきた通り「取り付けられないドアもある」「締め出されてしまうリスクもある」といったことが挙げられます。
またスマートロックは仕組み上、Bluetoothを利用することが多いです。そのためスマートロックの専用機器がスマホアプリやICカードと通信し、通電した瞬間にハッキングに関する専門知識を持つ第三者が近くに居た場合、鍵の情報を盗み取ることができる可能性もあります。
ただしBluetoothの電波が届く範囲はごく狭いです。スマートロックで開け閉めする扉の付近に防犯カメラを設置することで、仮に悪意のある第三者が近くにいても、その姿を高い確率で映像に収めることができるでしょう。

まとめ

スマートロックはドアの形状によっては「取り付けられない」リスクがある他、その他の危険性として「締め出されてしまう可能性がある」といったデメリットもあります。
一方で、物理的な鍵が不要となる他、鍵の開け閉めの状態を遠隔で確認できたり、弊社サービス「キヅクモスマートロック」であれば防犯カメラとスマートロックを連動させてより高いセキュリティを実現することもできます。
スマートロックが「取り付けられない」かどうかは、事前の調査でも分かります。スマートロックの導入に悩んでいたり、事前調査をしたい方はキヅクモスマートロックにお気軽にお問い合わせください。

キヅクモの導入をご検討いただくお客様は、
お気軽にご相談ください。

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キヅクモブログ部
本記事は防犯設備士が監修しています。防犯設備士とは、建物に設置する防犯設備機器の取り付けや運用管理に関する専門知識と技能を有する専門家です

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