利用中の防犯カメラは安全ですか?防犯カメラがハッキングされている可能性を表すサインを4つ紹介!
日々の安全を守る防犯カメラにも、実はハッキングのリスクが潜んでいます。
「防犯カメラがハッキングされると、どのようなリスクがあるのか知りたい」「ハッキングされる原因や手口を理解し対策をしたい」そんな悩みや疑問を持った企業のご担当者様や店舗の経営者様に向けて防犯カメラがハッキングされている可能性を表す4つのサインをご紹介します。
ハッキングのリスクに不安を感じた場合や、追加のアドバイスが必要な場合は「キヅクモ」までご相談ください。
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防犯カメラがハッキングされるリスクと脅威
インターネットに接続されたネットワークカメラが、実はハッキングのリスクに晒されているかもしれないことをご存知でしょうか。多くの人にとって意外かもしれませんが、日々の安心と安全を守るネットワークカメラの活用においてハッキングは深刻な問題です。
録画した映像や音声データが漏洩してしまう
まず最初に挙げられるリスクは録画データの漏洩です。
たとえば、セキュリティが不十分なネットワークカメラは、ハッカーによって簡単に通信を傍受され、映像や音声が盗聴されるリスクがあります。その他にも、録画データが保存されているSDカードや、HDD/SSDなどの記憶媒体が盗まれてしまうこともあります。このような被害を防ぐためには、パスワードを複雑に設定したり、記憶媒体を盗まれないように管理することが不可欠です。
ネット上に公開されプライバシーの侵害になる
次に挙げられるリスクとしては、録画データの漏洩によるプライバシー侵害です。
ネットワークカメラがハッキングされると、その映像が不正に公開され、重大なプライバシーの侵害につながる可能性があります。実際に、撮影映像が不正にネットやSNS上に公開されるといった事例が存在しています。プライバシーの侵害に繋がらないためには防犯カメラのセキュリティ対策は不可欠です。
防犯カメラやPCが乗っ取られる
防犯カメラやパソコンがハッカーによって乗っ取られることは、大きなトラブルに繋がる可能性があります。
特に企業の場合、機密情報の流出は企業の存続にも影響を与えかねません。またネットワークカメラを通じて他の通信機器も乗っ取られる可能性があります。ハッカーが防犯カメラの通信を傍受したりパスワードを推測できてしまうと、このような事態に繋がってしまう恐れがあります。
利用している防犯カメラがハッキングされている可能性を示す4つのサイン
もしも普段利用している防犯カメラが不自然な動作をしている場合、それはハッキングされているサインかもしれません。
防犯カメラがハッキングされていることに気づかず、見過ごしてしまうような小さなサインもあります。この章では、ハッキングされている可能性がある防犯カメラの特徴を解説し、早期発見のためのポイントを紹介します。
①防犯カメラの映像が重い
防犯カメラの映像が異常に重い、または普段よりもカクカクしてスムーズに動かない場合、ハッキングされている可能性があります。
映像の遅延や品質の低下は、外部からの不正アクセスによるものかもしれません。なぜなら、ハッカーが映像データを盗み見るためにシステムに負荷をかけているサインの一つだからです。もちろんネットワーク自体が重い可能性もあるため、通常時と比べてどうかという観点が重要です。もしも防犯カメラの映像が重いと感じたら、セキュリティ設定の確認やパスワードの変更を速やかにおこないましょう。
②パスワードやカメラの方向などの設定が変更されている
防犯カメラの設定が勝手に変更されている場合は、ハッキングされている可能性が高いです。
たとえば、パスワードの変更やカメラの向きが勝手に変わっているといったケースが挙げられます。このような異常が見られた場合は、防犯カメラがハッキングされている可能性を疑いましょう。
③防犯カメラの状態表示ランプ(インジケーター)が点灯している
防犯カメラの状態表示ランプ、通称「インジケーター」が異常に点灯している場合もハッキングの可能性があります。
ただし、すべての防犯カメラにインジケーターが付いているわけではなく、メーカーによって点灯パターンも異なります。一定の通信が行われているときに点灯することもありますが、通常とは異なる点灯パターンが見られる場合は不具合やハッキングのサインである可能性が高いです。異常が見られた場合は、カメラの専門業者に相談することをおすすめします。
④身に覚えのないアプリやファイルがインストールされている
防犯カメラを管理しているPCやスマートフォンに身に覚えのないアプリやファイルがインストールされている場合、ハッキングを疑いましょう。
不審なアプリやファイルは、外部からの不正アクセスの証拠になる可能性があります。こうした異常に気づかないこともあるため、定期的にマルウェアスキャンをおこなうことをおすすめします。マルウェアスキャンとは、検知することが難しいコードを識別し、怪しいファイルなどがないかを確認する方法です。
防犯カメラがハッキングされてしまう原因や手口・事例
なぜ防犯カメラがハッキングのターゲットになるのか、その原因とは何でしょうか?
この章では、ハッキングされやすい状況や、過去に起きた具体的なハッキング事例を詳しく説明します。
防犯カメラがハッキングされる原因
防犯カメラがハッキングされる主な原因は4通りあります。
- 24時間インターネットへ接続している
- ネットワークカメラシステムの脆弱性
- セキュリティ対策の甘さ
- 初期パスワードの未変更
ネットワークカメラは常時オンラインであることから、ハッキングを試みるハッカーにとっては絶好のターゲットとなります。特に初期パスワードのまま使用している場合、簡単に推測されるリスクが高まります。これらの原因を把握し、防犯カメラのセキュリティを強化することが重要です。
防犯カメラがハッキングされる手口
ハッカーは、防犯カメラの管理システムにログインしてハードウェア設定を変更するなど、様々な手口で防犯カメラのハッキングを試みます。
防犯カメラのIPアドレスが知られてしまうと不正なアクセスやサーバー攻撃に悪用されてしまう可能性もあります。また、簡単に推測できるパスワードを次々と試す手口を使い、カメラシステムをコントロールして悪用することも可能です。
防犯カメラがハッキングされた事例
過去には、管理者アカウントの資格情報が流出し、監視カメラがハッキングされる被害が発生しています。
これにより、プライバシー侵害や機密情報の漏洩といった深刻な被害が引き起こされました。このようなハッキング被害に慌てないためにも事前に被害事例を確認しておくことが大切です。
参考記事:テスラやCloudflareなどの監視カメラ15万台がハッキングされ映像が流出、企業だけでなく学校や病院なども被害に
※外部サイトに移動します。
防犯カメラのハッキング予防策とハッキングされた後の対処法
では、ハッキングされないためにはどうしたらいいのか、また、万が一ハッキングされた時の対処方法はどんなものがあるのか、この章ではハッキングのリスクを最小限に抑えるための予防策と、万が一ハッキングされた際の対処法をご紹介します。これらの情報を活用し、防犯カメラを安全に利用しましょう。
予防策:強固なパスワードを利用し定期的にソフトウェアの更新をする
ハッキングから防犯カメラを守るためには、これまで前述してきた通り強固なパスワードの使用とソフトウェアの定期的な更新が必要です。
強固なパスワードとは、簡単に推測されない、長くて複雑なものを指します。また、ソフトウェアの更新により、セキュリティの脆弱性を修正し、ハッキングのリスクを抑えることができます。必要に応じて、マルウェアスキャンもおこないましょう。
対処法:インターネット接続を解除しパスワードを変更する
ハッキングが発生した場合、最初にやることはインターネット接続を解除することです。
これにより、不正アクセスを一時的に阻止し、さらなる被害の拡大を防ぐことができます。その後、パスワードの変更やシステムのチェックをおこない、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
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まとめ
本記事では、現在使用している防犯カメラの安全性を確認し、ハッキングされている可能性のサインを4つ紹介してきました。これらの方法は、簡単に確認できて、防犯カメラをハッカーから守るために非常に役立ちます。この記事を通じて、自分の防犯カメラが安全でない可能性を認識し、それを守るための具体的な対策をとることができれば幸いです。
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