テレビ番組制作現場の「安心」を支えるキヅクモ

総務部の中原久徳さん
テレビ番組の企画・制作を基幹事業とし、多岐にわたる映像コンテンツを手掛ける「株式会社いまじん様」。
1988年の創業以来、37年以上にわたり日本のエンターテインメント業界を牽引されてきました。
いまじんと関連グループ会社全体で100名を超える社員を擁し、常に多くのスタッフや関係者が出入りする環境で、どのようにセキュリティを確保し、業務の効率性を高めているのでしょうか。
今回は、同社 総務部の中原久徳さんに、ネットワークカメラサービス「キヅクモ」導入の背景や活用方法について、お話を伺いました。
課題は制作現場の管理
──まずは、事業内容について教えてください。
中原さん: 私たちはテレビ番組の企画・制作を基幹事業としています。
その他にも、ビデオや配信系のコンテンツ、企業VPなど、映像に関する様々なコンテンツの企画・制作を行うプロダクションです。会社設立は1988年で、今年で38期を迎えました。
──現在、キヅクモを導入いただいていますが、どのような課題を抱えていて、どのような目的で導入しようと思われたのか、教えてください。
中原さん: テレビ番組制作という業務の特性上、私たちのオフィスでは、日夜を問わず多くのスタッフが出入りします。
事務スタッフが不在の時間帯でも常に人の動きがあります。また、クリエイターやパートナー企業の方々も多数来訪されるため、一般的なオフィスとは異なるセキュリティ対策が求められていました。
社内には撮影機材や編集機材、さらには企画書などの重要書類も多数存在します。
これらを社員が安心して利用できる環境を整え、会社の重要な資産を適切に管理していくことは、事業を円滑に進める上で不可欠でした。
実際、共有備品の利用状況の把握がしづらく、よりスマートな資産管理と利用ルールの徹底が課題となっていました。
約10年前にも防犯カメラを導入し、一定の抑止効果や状況把握に役立てていましたが、今回のオフィス移転を機に、多様な働き方に対応し、さらに高次元なセキュリティと利便性を両立できるシステムの検討をしていました。
単にトラブルを未然に防ぐだけでなく、社員一人ひとりが高いプロ意識を持って業務に臨める、より良い職場環境を創造するための投資であると考えています。
──すでに他社のカメラをご利用されていて、キヅクモに切り替えていただいたわけですが、キヅクモを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。
中原さん: キヅクモを知ったきっかけは、ウェブでの比較サイトでした。
他社のシステムと比較検討する中で、他のシステムも候補に挙がったのですが、最終的にキヅクモを選んだ決め手は、コストパフォーマンスです。
もちろん、ただ安ければいいというわけではありません。
我々が求めていることとバランスが取れるコスト感覚という点で行った場合に、他社さんのシステムは、確かに良いシステムで魅力的な要素も多かったのですが、例えば「顧客の属性分析ができます」といった機能は、単純にオーバースペックだったんです。
我々が求めている「最低限これができるといい」という条件を満たした上で、コストも抑えられるという意味で、キヅクモにたどり着きました。
以前のカメラシステムは10年以上前のもので、システムが古かったり、肥大化していました。
クラウド保存という概念もなく、サーバールームに録画機器が置いてあり、見るためにはその部屋に行ってモニターで再生するという使い方でした。
技術が進歩する中で、クラウドでいける、ブラウザで見られる、どこからでもアクセスできるキヅクモは、私たちにとって全く違う、理想的なシステムだと感じました。
導入1ヶ月で実感した「抑止力」と「安心感」
──現在の具体的な活用方法についても教えていただけますか。
中原さん: カメラそのものが目立たないデザインで、オフィスの内装に合わせてカバーの色を選べるため、空間に溶け込み、威圧感を与えることなく設置できました。
「カメラが常に稼働している」という周知は、スタッフ一人ひとりの責任感を高め、意識向上に繋がっていると感じます。
これにより、共有スペースをよりきれいに使うといった自律的な行動変容も見られるようになりました。
録画映像をチェックする機会はさほど頻繁ではありませんが、社員の行動の抑止力にはなっていると思います。
また、管理体制の強化と業務効率化にも貢献しています。
事務スタッフが不在の時間帯でも、外出先や自宅から速やかにライブ映像や録画映像にアクセスできるため、オフィス全体を「見守る」体制が構築されました。
これにより、万が一何かトラブルが発生した場合でも、迅速に状況を確認し、適切な対応を検討できる安心感があります。
加えて、専門知識不要で直感的に操作できる点は、運用面で非常に大きなメリットです。
管理しているのはITの専門スタッフではありません。設定変更にコードを組むなど専門的な知識や経験が必要なく、直感的に操作できることは本当に助かります。
私以上にシステムに詳しくないスタッフでも、何かあれば自分で操作して映像を確認できるくらいですから助かります。
──オフィス以外にもキヅクモを使っていただいていますが、どんな場所に設置されているのでしょうか。
中原さん:導入当初は本社オフィスのみの予定でしたが、簡単に設置できるキヅクモの利便性から、歩いて5分ほどの場所にある編集スタジオにもカメラを追加導入しました。
電源さえ取れれば、あとは無線のネットワークに繋がれば置くだけ。しかも同じキヅクモのシステムの中で見られると考えたら、面倒くさくありません。
納品までも問い合わせから1週間でできたので、非常にスピーディでしたね。
これにより、遠隔でのスタジオの状況確認が可能となり、業務効率化にも繋がっています。
業界全体の働き方改革を支えるツールへ
──それは素晴らしい効果ですね。今後キヅクモで使ってみたい機能はありますか。
中原さん: 特に今、機能面で追加したい要望はそれほどありません。そもそもの利用目的を満たして満足しているので。
ただ、将来的な活用の可能性としては、業界全体の働き方改革への貢献を視野に入れています。
この業界は「ブラックだ」と言われることもありますが、弊社は比較的早い段階から働き方改革に取り組んでいます。
社長も「朝10時に来て夜7時に帰る仕事をしよう」と明言し、実現できるように努力しています。そうなってくると、カメラの使い方も変わってきます。
この日何人ぐらいスタッフが出社していたのか、休日には出社せずに休めているのか、といったことがちゃんと分かるようになり、社員の安全と健康を守るためにも、キヅクモが貢献できると考えています。
──最後に、今後の展望についても教えていただけますか。
中原さん: 私たちのようなテレビ番組制作会社は、活発なクリエイティブ活動のために、多様な人材が柔軟に出入りし、多くの機材や資料が常に活用される特殊な環境にあります。
システム管理やITに詳しくない人間でも簡単に使えるシステムが良い、という点ではキヅクモは非常に優れています。
専門知識が不要で、何か設定を変えるときにコードを打ち込む必要がない。
これはどこの制作会社も同じだと思いますが、まずシステムが簡略化されていること、専門知識が必要ないことは非常に重要です。
──今後の展望も非常に楽しみですね。「キヅクモ」が業務効率化だけでなく、社内コミュニケーションの向上にも大きく貢献していることが伺えました。貴重なお話をありがとうございました。
【会社概要】
株式会社いまじん
代表取締役:中山準士
所在地:〒105-0004 東京都港区新橋4-21-3 新橋東急ビル9階
HP:https://www.imagine-inc.co.jp/
※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。
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2022年7月に防犯設備士資格を取得。
キヅクモサービスの立ち上げ時から参画し、様々な業種のお客様向けにネットワークカメラの導入支援を行っています。
オフィスや実店舗だけでなく、工場、教育施設、医療機関など多様な環境でのネットワークカメラ活用に精通。
カスタマーサポートや機器検証を通じて培った知識を活かし、企業に合わせた課題を営業と一緒にサポートしています。
「防犯だけでなく、業務改善や環境最適化にも貢献できるネットワークカメラの可能性を広げたい」という思いで、日々お客様のサポートに取り組んでいます。